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ヘラルボニー、新シンボル「♡♡♡」を発表 アパレル展開を強化し全国4都市でポップアップ

障害のあるアーティストの作品をアパレルや生活雑貨に展開するヘラルボニーが、新たなブランドシンボルとアパレルラインの拡充を発表した。東京の旗艦店を起点に、福岡・名古屋・大阪・東京の百貨店ポップアップへと展開する。

ジャカード織や刺繍アパレルが並ぶ百貨店ポップアップの陳列を描いた、温かみのあるイラスト。柄物のラックを眺めるシルエットの買い物客。
イラスト:floortok.com

障害のあるアーティストとロイヤリティ契約を結び作品をライセンス展開する日本のクリエイティブ企業、ヘラルボニーが、新ブランドシンボル「♡♡♡(トリプルハート)」の発表とアパレルラインの拡充を明らかにした。同社の発表によると、このシンボルは人から人へ広がる鼓動とやさしさを表す「ハートデミック」という独自のコンセプトに基づいている。

新ラインはカジュアルとプレミアムの2階層で構成される。トリプルハートのシンボルをあしらったTシャツやキャップ、スウェット、靴下などのカジュアルアイテムは3960円から8800円。アーティストの作品をもとにしたジャカードジャケットやニット、刺繍入りパンツなどのプレミアムアイテムは2万900円から、最高額はジャカード素材のエンジニアジャケットの9万3500円まで揃えるという(同社発表)。

発売は9月19日、岩手県盛岡市の「HERALBONY ISAI PARK」と東京の「HERALBONY LABORATORY GINZA」の2つの旗艦店で開始し、続いてオンラインストアでも販売する。その後、博多阪急(9月30日から)、ジェイアール名古屋タカシマヤ(10月14日から)、阪急うめだ本店(10月31日から)、渋谷パルコ(11月3日から)と、百貨店でのポップアップを展開するという(同社発表)。

ヘラルボニーはこれまで、障害のあるアーティストによるデザインを慈善的な取り組みとしてではなく、ファッションの提案として位置づけてきた。管理するライセンス作品は2000点を超え、2024年からはパリに現地法人も構える。単独のギャラリーやコンセプトショップではなく、大手百貨店4店舗でのポップアップ展開という選択は、同社が目指す市場を「ニッチな一角」ではなく「通常のアパレル売場」そのものに定めていることを最も明確に示すものだ。