ハイアット、アジア太平洋地域の統括にスティーブン・ホー氏 ― デビッド・ユーデル氏は顧問に退く
ハイアット・ホテルズ・コーポレーションは、2027年1月付でスティーブン・ホー氏をアジア太平洋地域担当グループ社長に任命した。後任となるデビッド・ユーデル氏はシニアアドバイザーに転じる。パーク ハイアット 東京からアンダーズ 東京 虎ノ門ヒルズまで、日本の施設を含む同地域の統括者が交代する。

ハイアット・ホテルズ・コーポレーションは11月2日、スティーブン・ホー氏が2027年1月1日付でアジア太平洋地域担当グループ社長に就任すると発表した。2014年からグループ社長として同地域を統括してきたデビッド・ユーデル氏はこの職を退き、シニアアドバイザーに転じる。
ホー氏は現在、2018年にハイアットへ入社して以来務める「グレーターチャイナ&グロース担当プレジデント」の職にある。入社前はスターウッド・ホテル&リゾートでアジア太平洋地域プレジデント、マリオット・インターナショナルではグレーターチャイナ事業の最高経営責任者を務めた。ホテル業界での経験は40年以上に及ぶという。ホー氏の後任となるグレーターチャイナ担当の人事は、別途発表するとしている。
ユーデル氏は1982年、シンガポールでハイアットに新卒採用され、アジア各地で料飲部門の責任者を務めた後、パーク ハイアット 東京の初代総支配人となり、その後グランド ハイアット 香港の統括やアジア太平洋・グローバルでの事業運営の役職を歴任したという。12月31日付で現職を退き、今後はシニアアドバイザーとして次世代のホスピタリティ人材の育成と、同社が掲げるラグジュアリー事業の強化を支援する。ホー氏は発表の中で「ユーデル氏がこの地域に築いた強固な基盤を引き継ぐことを光栄に思う」と述べた。
日本事業にとって、この人事は地域統括者の交代にあたる。日本は来年1月からホー氏が率いる地域に含まれ、2014年から同地域を率いてきたユーデル氏は現職を退く。ハイアット公式サイトの施設一覧によれば、日本国内の施設には、ユーデル氏が初代総支配人を務めたパーク ハイアット 東京のほか、パーク ハイアット ニセコ HANAZONO、アンダーズ 東京 虎ノ門ヒルズ、ハイアット セントリック 札幌が含まれる。
ユーデル氏の新しい担当領域は、同社のラグジュアリー事業の強化に明確に焦点を当てている。一方、ホー氏が発表で示された経歴の中心はグレーターチャイナで、2018年から同地域でハイアットの上級幹部を務めてきた。発表は、日本のホテルの運営体制に変更があるかどうかには触れておらず、日本に特化した計画も示していない。