インテージ、キャラクターIP追跡数を倍増 ライセンス売り場の判断材料に
日本最大級の消費者調査会社が、年2回調査で追跡するマンガ・アニメ・ゲームIPの数を140本に倍増させた。小売店や百貨店のキャラクターグッズ売り場が、どのIPに棚とイベントスペースを割くかを判断する材料として使われているデータベースだ。

1960年創業のインテージ株式会社は、キャラクターIPの投資判断を支援するデータベース「IPファン-kit」を刷新し、1回の調査で追跡するIP数を従来の70本から140本に倍増させたと発表した。
調査は全国の15〜59歳(中学生を除く)を対象にしたインターネット調査で、6月と11月の年2回、20万人規模で実施し、人口構成に合わせて集計しているという。各IPは、認知・情緒的な親しみ・購入意向の3軸からなる独自指標「IPパワー」でスコア化され、現在の立ち位置と将来の収益ポテンシャルの両方を示すとインテージは説明する。対象はマンガ・アニメ・ゲーム・映画・TV・玩具など多岐にわたり、定番の人気作から新興タイトル、メディア化前の作品までを含む。
インテージは、どのIPをライセンスやコラボ、プロモーションの対象にするかという判断を「勘」から「根拠」に置き換えるツールとして訴求している。これはまさに、百貨店や専門店のキャラクターグッズ売り場、ポップアップ、イベントスペースの割り当てを左右する判断そのものだ。追跡IPを140本に倍増させた意味は、すでに定番化した人気作よりも、その一段下の層にこそ大きい。新興IPやメディア化直後の作品についても、小売側が売り場を確保する前の段階でデータを得られるようになる。