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IHGとアルファナム、北部ベトナム・サパにインターコンチネンタル初のブランドレジデンスを展開

IHGホテルズ&リゾーツとベトナムのアルファナムグループは、山岳リゾート地サパでインターコンチネンタル・ブランドのヴィラ79戸を開発する。IHGは、完成すれば同ブランドの世界のポートフォリオの中で最も標高の高いレジデンス開発になる見込みだとしており、急拡大するベトナムのブランドレジデンス市場への布石となる。

緑豊かな谷に段々畑状に建つ現代的な山岳ヴィラと、幾重にも重なる丘の斜面に立ちこめる霧のイラスト
イラスト:floortok.com

IHGホテルズ&リゾーツとベトナムのデベロッパー、アルファナムグループは、北部ラオカイ省の山岳リゾート地サパで、インターコンチネンタル・ブランドのヴィラ79戸からなるレジデンス開発「ザ・レジデンシズ・アット・インターコンチネンタル・サパ・リゾート」を手がけると、IHGの公式ニュースルームで発表した。同ブランドのブランドレジデンスとしてはベトナム北西部で初めての展開となる。

ヴィラはムオンホア渓谷に位置し、アルファナムが開発する敷地面積83ヘクタールの複合リゾート「アルフォラ・ムオンホア・インターナショナル・リゾート・コンプレックス」の一部を構成するという。IHGは「完成すればインターコンチネンタルの世界のブランドレジデンス・ヴィラ開発の中で最も標高の高いプロジェクトになる見込み」としているが、具体的な標高や竣工時期は明らかにしていない。

設計はDPアーキテクツ、アヴァロン、SCSY、Pランドスケープが担当する。アルファナムのグエン・ゴック・ミー副会長は、山岳気候に精通した英国とスイスの建築家を起用したと説明し、プロジェクトはエネルギー効率や水資源管理、炭素削減を評価する国際認証制度「EDGE」の取得を目指しているとした。所有者はダイニングやウェルネス、コンシェルジュなど、インターコンチネンタルのホテルサービスを利用できるという。

「この計画は、上質なブランドレジデンスへの需要の高まりと、同国のホスピタリティ・不動産分野への当社の長期的な信頼を映すものだ」。IHGの東南アジア・韓国担当開発バイスプレジデント、ブライアン・チャン氏は発表文でこう述べた。

ホテルブランドの名称とデザイン基準を住宅開発にライセンス供与するブランドレジデンス事業は、グローバルホテルグループにとって伸び盛りの収益源となっている。ヴィラ運営そのものの設備投資を負わずに手数料収入を得られるためだ。ベトナムでは海岸沿いのリゾート開発が先行してきたが、サパのような山岳リゾートはこの手法にとって比較的新しい展開先であり、今回の案件はIHGが東南アジア各地で積み上げてきたレジデンス開発に高地という切り口を加えるものだ。「最高標高」という打ち出しが単なる宣伝文句にとどまらないかどうかは、完成後のヴィラの仕上がりと価格設定が、サパの渓谷に既にあるホスピタリティとどう比較されるかにかかっている。