JR名古屋タカシマヤ、地下「グルメストリート」を刷新 フォション、ペック、ダルマイヤーが出店
JR名古屋タカシマヤが名古屋駅直結店の地下「グルメストリート」を刷新し、フォションなど海外4ブランドを迎える。食品フロア大規模改装の第3弾となる。

JR名古屋タカシマヤ(愛知県名古屋市中村区、名古屋駅直結)が、旗艦店地下2階「グルメストリート」を刷新する。同社の発表によると、フォション、ペック、ダルマイヤー、ハーニー&サンズの海外4ブランドが7月29日に新規出店するほか、国内の専門店2店も加わる。食品フロアの大規模改装は段階的に進めており、今回はその第3弾にあたる。
改装は区画ごとに進行してきた。第1弾はワイン・洋酒売り場、第2弾は洋菓子売り場を刷新し、第3弾となる今回、グルメストリートに着手した。同じプロジェクトの一環として、ドライフルーツ専門店「たたらくだ屋」とチーズ専門店「チーズキングダム」はすでに4月に先行オープンしており、今回の6店を合わせるとフロアの新規・改装店舗数は8店となる。
新規出店する6店のうち4店は、母国で長い歴史を持つ海外グルメブランドだ。フォション(パリ、1886年創業)とペック(ミラノ、1883年創業)は総菜や菓子を中心とした食品を扱い、ダルマイヤーはミュンヘン発祥のハムなど高級食材を、ハーニー&サンズはニューヨーク発の紅茶を展開する。これに、戦後創業の京都の老舗焙煎店「三喜屋珈琲」と、飲む酢の専門店「オークスハート」が加わり、世界的な海外ブランドと国産の職人技が同じフロアに並ぶ形となる。
同社は、第1弾で刷新したワイン売り場の品揃えと今回の食品を組み合わせ、日常の食卓を少し贅沢にする体験を打ち出す考えを示している。名古屋駅のようなターミナル駅の百貨店にとって、地下食品フロア(デパ地下)は高額商品よりも来店頻度と客単価で稼ぐ場だ。海外の名店を数店加えつつ国内の定番も残すやり方は、フロア全体を高級化するより低リスクで客単価を底上げする狙いと読める。効果が表れるかどうかは、ワイン売り場の販売動向にも表れるはずだ。