軽井沢プリンスホテルスキー場、8月1日からピックルボールを導入 ― 「テニスの聖地」を掲げるリゾートの新たな一手
軽井沢プリンスホテルスキー場は8月1日、ピックルボールコートを新設する。1890年代にテニスコートが設けられて以来、テニスを軸にブランドを築いてきたリゾートが、急成長中のラケットスポーツを取り込む形だ。

西武・プリンスホテルズワールドワイドは、軽井沢プリンスホテルスキー場のアクティビティホールに8月1日からピックルボールコートを新設すると発表した。屋外コートは9月中旬から順次開放する予定。屋内コートの営業期間は11月23日までで、営業時間は午前8時から午後5時、料金は1コート1時間あたり5,000円(パドル・ボール込み)としている。
軽井沢は明治期に外国人宣教師らの避暑地として発展し、1890年代には早くもテニスコートが設けられたとされる。同社はこの土地を「テニスの聖地」と位置づけてきた。テニスコートの3分の1程度の広さでパドルと穴あきボールを使うピックルボールが、今回そのテニスの歴史を持つ土地に加わることになる。
西武・プリンスホテルズワールドワイドは自社発表の中で、2024年時点の国内競技人口を約5,000人としている。プリンスホテル系列でピックルボールを導入するのは、今年に入って少なくとも2例目だ。箱根仙石原プリンスホテルでは7月1日から、既存のテニスコートの一部を転用する形でピックルボールを提供している。
両施設のアプローチには違いがある。箱根仙石原はテニスコートの一部をそのままピックルボール用に転用したのに対し、軽井沢はまず、スキー場としては8月に使い道の少ない屋内施設から始め、屋外コートの追加は9月からとする段階的な導入だ。屋内から始めるこの順序は、箱根がすでに直面しているとみられる問い――テニスとコートを共有するのか、それとも奪い合うことになるのか――を、当面先送りする形になっている。