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日本ロレアル、新社長にフィリップ・アルシャンボー氏が就任 11月1日付

ロレアルは10月30日、11月1日付で日本ロレアルの新社長にフィリップ・アルシャンボー氏が就任すると発表した。かつて日本のロレアル リュクス部門トップを務めた人物が、百貨店の化粧品売場を左右する事業のかじ取りを担うことになる。

百貨店の化粧品売場を描いたイラスト。温かな照明の下に並ぶガラス張りのコスメカウンターと、売場を行き交う買い物客やスタッフのシルエット。
イラスト:floortok.com

ロレアルは10月30日、日本ロレアル株式会社の代表取締役社長に、フィリップ・アルシャンボー氏が11月1日付で就任すると発表した。前任のジャン=ピエール・シャリトン氏の後任となる。アルシャンボー氏は2021年から、ロレアル リュクス部門の北アジアゾーン ジェネラル・マネージャーを務めている。

アルシャンボー氏のキャリアはアジア事業を中心に築かれてきた。1995年に米国でラグジュアリー・ビューティ業界でのキャリアをスタートし、1999年にロレアルへ入社してトラベルリテール・アメリカ部門に配属された。2001年にはトラベルリテール・アジア太平洋部門に異動し、その後パリ本社でランコムのアジア・欧州ブランドディレクターを務め、台湾ではリュクス部門を率いた。2014年に日本のロレアル リュクス部門責任者に就任し、2021年に北アジアのジェネラル・マネージャーとなったという。

アルシャンボー氏は、ロレアルが日本市場に進出した1963年以来、日本に強く惹きつけられてきたと述べ、川崎の研究拠点や御殿場の工場、日本発ブランドのシュウウエムラやタカミを挙げながら、日本をグループの主要な戦略拠点の一つに位置付けた。同氏は通算7年間日本に居住し、リュクス事業を率いた経験があるとしている。

日本ロレアルの化粧品カウンターは、国内百貨店で最も人通りの多い売場を占めており、現地トップの交代はランコムやキールズ、アルマーニ ビューティ、イヴ・サンローラン・ボーテなど、リュクス部門の戦略を担う人物が入れ替わることを意味する。もっともアルシャンボー氏は社外からの起用ではなく、2021年に地域統括職へ異動する以前、日本のリュクス事業を7年率いた人物であり、百貨店コンセッション運営の方針そのものが大きく変わるというより、継続性を示す人事といえる。どのブランドに売場やマーケティング資源が重点的に配分されるかという変化は、ロレアルの業績に表れる前に、まず売場そのものに表れるだろう。