丸井グループ、新宿マルイ アネックス1階をアニメ・ホビー・推し活の売場に刷新
丸井グループは9月18日、新宿マルイ アネックスの1階をアニメ・ホビー・推し活をテーマにした売場として刷新オープンした。初出店となる公式ストアも入り、新宿駅前の旗艦ビルがファッションよりファン向け小売に売場を割く流れを映す動きだ。

丸井グループは9月18日、新宿マルイ アネックスの1階を、アニメ・ホビーグッズと「推し活」――好きなキャラクターやアイドル、作品への消費を楽しむファン文化――を軸にした売場として刷新オープンしたと発表した。今回のリニューアルでは、「きらら&FUZ」の初の公式ストアと、乙女ゲームブランド「オトメイト」の初の直営店が新たに入居したほか、「水曜日のアリス」が改装のうえ再オープンし、「シナモロールカフェ」は座席の予約サービスを新たに導入した。
同社によると、関連するテナントの入れ替えはアネックスの2階から7階でも今秋にかけて順次進む予定で、リニューアルが完了する頃には建物全体で20店舗超が関わる見込みだという。同社はこの取り組みを「『好き』を応援するビジネス」と位置づけ、ファンの消費が個人だけでなく、同社の言葉を借りれば社会全体にも還元される仕組みだとしている。
かつてアパレル中心の百貨店チェーンだった丸井は、ファッションが占めていた売場をキャラクターやアイドル、ホビー関連のテナントへと置き換える動きを強めている。これは衣料品ではなく、売場づくり(プレゼンテーション)と品揃え(プロダクト)を軸にした賭けだ。新宿駅前という都内屈指の商業立地で、新作の発売のたびに戻ってくる国内のファン層と、東京のアニメ・キャラクター関連ショッピングに引き寄せられるインバウンド客という、性質の異なる二つの客層を同時に取り込めるかが問われる。初日の賑わいだけでなく、今秋にかけて上層階の入れ替えが進んだ後も客足が維持されるかどうかが、この賭けの成否を左右するだろう。