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松屋銀座・浅草店、8月度売上高が5カ月ぶりの前年割れ

松屋の銀座・浅草2店の8月度売上高は前年同月比11.0%減となり、5カ月ぶりの前年割れとなった。銀座本店の開店100周年記念催事とルイ・ヴィトン銀座店のリニューアルという、昨年の大型需要の反動が響いた。

銀座の百貨店のアトリウムを上階のバルコニーから見下ろした落ち着いたイラスト。エスカレーターと、静かでやや空いたフロアが描かれている。
イラスト:floortok.com

松屋の銀座・浅草両店の8月度売上高は前年同月比11.0%減となり、5カ月ぶりの前年割れとなった。東京証券取引所に9月1日付で提出された月次売上速報で明らかになった。

松屋は、前年8月との比較の厳しさを要因として挙げている。銀座店は2025年5月に開店100周年を迎え、その後も来店促進キャンペーンが続いたほか、館全体の売上を押し上げるラグジュアリーブランドの大型催事も開催していた。加えて同6月中旬にはルイ・ヴィトン銀座店が大規模なリニューアルを終え、外商顧客を中心に好調な売上が続いていたという。免税売上高、免税を除く国内客の売上高とも、こうした前年の反動により前年を下回ったと同社は説明している。

すべてのカテゴリーが落ち込んだわけではない。化粧品は前年比約3%増、婦人服は猛暑による夏物実需の継続と秋物商品の早期投入が奏功し8%増となったという。

今回の反動は、需要の減退というより算数上の要因が大きい。開店100周年という一度きりの祝祭的な四半期を、銀座本店の規模でそのまま再現できるはずはなく、この反動はあらかじめ想定されていたものだ。確定値は9月10日に公表される予定で、前年の反動が薄れる9月の数字が再びプラスに転じるかが注目される。

松屋 2026年8月:総額は減収も、カテゴリーでは明暗

前年同月比(%)

−11.0%2店舗計+3.0%化粧品+8.0%婦人服
株式会社松屋、月次売上開示(TDnet) · 作図:floortok