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モエ ヘネシー ジャパン、ドン ペリニヨン×ダミアン・ハーストの限定エディションを全国百貨店で発売

モエ ヘネシー ジャパンが自ら価格と流通先を決めた、ドン ペリニヨン×ダミアン・ハーストの限定エディション。海外発のニュースの延長ではなく、百貨店の高級飲料フロア向けに設計された、日本市場向けの小売イベントだ。

百貨店のギフト売場のイラスト。台座の上の淡いガラス製のドクロの造形と二つのシャンパングラス、行き交うシルエットの買い物客。
イラスト:floortok.com

モエ ヘネシー ジャパンは10月1日、英国のアーティスト、ダミアン・ハーストとコラボレーションしたドン ペリニヨンの限定エディションを全国の百貨店で発売した。価格は2018ヴィンテージが45,100円、2010ロゼヴィンテージが71,280円(いずれも税込)。

今回のエディションは、ハーストの代表作「カレイドスコープ」シリーズに着想を得て、ドン ペリニヨンの歴史的なシールド・デザインを万華鏡的な断片のパターンで再構成したもので、2018ヴィンテージは深いブルー、ロゼは暖かみのあるピンクを基調にしている。同社は両者の創作姿勢について「伝統と革新、規律と自由、熟練と実験、そして複雑さの中から調和を見出す」点で共通すると説明した。数量限定で、全国の主要百貨店に加え、同社自身のヤフーショッピング店舗でも販売する。

今回の発売は海外発の製品ニュースの延長ではなく、日本法人が自ら価格と流通先を決めた、日本市場向けの小売イベントだ。百貨店が最も守りたい売場のひとつである化粧品・高級飲料フロアの来店動機づけという位置づけであり、シャンパン需要が高まる年末の贈答商戦を前に、通常のヴィンテージ表示だけではない「売る理由」を百貨店の酒類・ギフト売場に与える。

ハーストの名前が既存のドン ペリニヨン収集層を超えて新たな買い手を呼び込めるかが焦点となる。数量限定という設計は、大規模な定番化にコミットせずに需要を見極める余地を同社に残している。