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森美術館の片岡真実館長にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ章

フランス政府は、六本木ヒルズの森美術館館長を務める片岡真実氏を芸術文化勲章シュヴァリエに、アーティストの塩田千春氏をオフィシエにそれぞれ任命した。小さな話題だが、同館関係者への10年以上にわたるフランスからの叙勲の一つとなる。

丘陵地の都市型タワー街区の高層にある現代美術館ギャラリーのイラスト
イラスト:floortok.com

森ビルは、東京・六本木ヒルズの森美術館館長を務める片岡真実氏が、フランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与されたと発表した。同時にアーティストの塩田千春氏もオフィシエ章を受章した。フランスのベアトリス・ル・フラペル・デュ・エレン駐日大使が9月8日、大使公邸で親授したという。

大使は、片岡氏が同館を国際的な文化交流の拠点へと発展させてきた実績を評価。パリのグラン・パレで開催された塩田千春展「The Soul Trembles(魂がふるえる)」のキュレーションや、国立アートリサーチセンターとポンピドゥー・センター間のキュレーター交流プログラムの創設などを挙げたという。森美術館関係者としては、2016年にオフィシエを受章した南條史生・元館長、2013年にレジオンドヌール勲章を受章した森佳子・初代森美術館理事長に続く受章となる。

出店ニュースや決算発表と比べれば小さな話題だが、六本木ヒルズという森ビルの旗艦エリアにおける文化プログラムの位置付けを示す一例と言える。三井不動産が東京ミッドタウン日比谷でアート施策を進めているのと同じ発想だ。10年以上にわたり同館関係者がフランスから相次いで受章してきたことは、森美術館を単なる商業・オフィス施設の付帯設備としてではなく、国際的な「顔」として位置付ける森ビルの戦略が、歴代の館長を超えて続いてきたことを物語っている。