無印良品、初の化粧品登録衣料品「着るスキンケア」インナーを発売
良品計画は8月10日、洗濯後も肌のうるおいを保つとするアミノ酸配合レーヨン素材の「着るスキンケア」インナーウェア(全8品番)を発売すると発表した。無印良品が衣料品として化粧品登録を行うのは今回が初めてで、定番品ブランドとしての訴求の幅をわずかに広げる一手となる。

良品計画は、8月10日に「着るスキンケア」インナーウェアを発売すると発表した。PR TIMESを通じて配信されたリリースによると、無印良品が衣料品として化粧品登録を行うのはこれが初めてだという。
全8品番のラインは、洗濯後も肌のうるおいを保つとする17種のアミノ酸を含んだレーヨン繊維を採用し、肌に触れやすい部位の縫い目の凹凸を抑える「Mステッチ」を取り入れた。レディスはバレエネックのキャミソールやレース使いのデザインをオフホワイト・ブラック・淡色から、メンズは半袖・長袖のクルーネックをオフホワイト・ブラックから展開する。8月10日より無印良品全店とネットストアで販売するが、価格はリリースに記載がない。
見出しとなる訴求は、マーケティング上の表現にとどまらず、規制上の裏付けを伴う。日本で「化粧品」として登録される商品は、化粧水・美容液・日焼け止めなどと同じく、肌への効能について承認を要するカテゴリーに属する。多くの機能性衣料が採る「保湿」「防臭」といった控えめな表現とは一線を画す、より重い約束だ。無印良品はブランド性ではなく実用的な定番品を軸としてきただけに、インナーウェアの肌効果について規制当局の承認を得るという選択は、「ノーブランドの品質」が謳ってよい範囲をわずかながら確かに広げるものといえる。
Tシャツのような衣料品に施されたスキンケアの訴求を、消費者が実際にボトル入り化粧品と同じように受け止めて購入するかどうかは、まだ公表されていない同社の販売実績が今後示すことになる。