南海電鉄、旧髙島屋堺店跡地を延床87,000平米の「直結SC」に建て替え
南海電鉄が、かつて髙島屋堺店が入っていた堺東駅前ビルを、延床面積87,048平方メートルの商業施設「HiViE堺東」に建て替える。12月上旬にスーパー「ライフ」が先行開業し、2027年春に全面開業する予定。

南海電鉄(南海コーポレーション)は7月21日付のリリースで、大阪・堺東駅前にある自社ビルを建て替え、延床面積87,048平方メートルの商業施設「HiViE(ヒビエ)堺東」とすると発表した。同ビルはかつて髙島屋堺店が入居していた場所だという。
新しい建物は「南海堺東ビル」の名称で親しまれてきた建物を建て替えるもので、地上9階・地下2階の構造になるという。1階には売場面積約1,800平方メートルのスーパー「ライフ」が12月上旬に先行開業し、営業時間は10時から21時。全体のグランドオープンは2027年春を予定する。南海はファッション、飲食、クリニックなどのテナントも計画しているとするが、具体的な店舗名は「決定次第お知らせします」としており、現時点では未定としている。
南海によれば、同地はかつて髙島屋堺店が入居していた場所で、大都市圏外で店舗網を縮小してきた百貨店各社が撤退した拠点の一つだ。ビル全体を一つの百貨店テナントに一括で貸し出すのではなく、南海自らが商業フロアを運営する「直結SC」として建て替えることで、駅前の確実な通勤客の流動から賃料収入を得つつ、単独テナントが百貨店規模の売場を再び埋められるかというリスクを避ける狙いがある。全面開業に先立ちスーパーを先行開業させる手法は、鉄道会社主導の再開発でよく見られるやり方で、上層階のテナントがまだ決まっていない段階でも、通勤客に立ち寄る理由を先に用意しておくことができる。