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成田空港、中国線発着回数がほぼ半減も外国人旅客数は7月として過去最高に

成田空港の外国人旅客数は中国線の発着回数がほぼ半減する中でも7月として過去最高を更新した。空港のインバウンド需要が今や中国以外の市場にどれだけ支えられているかを物語る。

空港の到着ロビーを描いたエディトリアルイラスト。動く歩道を進むシルエットの旅行者たちと、頭上に光るフライト案内板。
イラスト:floortok.com

成田国際空港会社(NAA)が公表した7月の月次実績によると、中国路線の発着回数がほぼ半減する一方、外国人旅客数は7月として過去最高を更新した。

7月の総旅客数は349万2371人(前年同月比1%増)だった。うち国際線旅客数は286万8777人(同1%増)で、内訳を見ると外国人旅客数が195万4374人(同4%増)と7月として過去最高を記録した一方、日本人旅客数は70万7779人(同1%減)にとどまった。国内線旅客数は62万3594人(同2%増)だった。

外国人旅客数の増加は、中国路線の急激な落ち込みの中で実現した。同路線の発着回数は前年比49%減の1,415回にとどまったという。一方、国際貨物量は影響を受けず、18万6000トン(同4%増)と伸びを維持した。

この内訳は、成田のインバウンド需要がいまや中国以外の需要にどれだけ支えられているかを鮮明に示している。かつてであれば中国路線の発着回数がほぼ半減すれば外国人旅客数全体を押し下げていたはずだが、実際には月間過去最高を記録した。韓国や東南アジアなど他路線からの需要が、航空会社と旅行者双方の行動によって、その穴を埋めて余りある形になっていることがうかがえる。空港内の物販フロアの成否は旅客の量だけでなく購買力にも左右されるだけに、今後の免税店の業績を左右するのは旅客数そのものより、その構成がどう変化していくかだろう。