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ニトリ、9月度国内既存店売上高2.3%増 ― 3カ月連続プラス

ニトリの9月度国内既存店売上高は前年同月比2.3%増となり、3カ月連続のプラスとなった。客単価は下がったものの、客数の伸びが補った。

夕暮れの大型ホームファニシング店を描いた、暖色のフラットベクターのイラスト。ソファを試す後ろ姿の二人、クッションや食器の棚、カートを押して通路を進む買い物客。
イラスト:floortok.com

ニトリホールディングスが公表した中核事業ニトリの月次売上高によると、9月度の国内既存店売上高は前年同月比2.3%増となった。7月の3.7%増、8月の4.4%増に続き、3カ月連続のプラス。新店を含む全店売上高は4.7%増だった。

伸びをけん引したのは客単価ではなく客数だ。既存店の客数は4.1%増え、客単価は1.8%減った。数値には通販事業を含む。前年との曜日の違いによる影響は、既存店で0.2ポイントのマイナスだったという。

同社は、秋の感謝祭や毎月のテーマ型セール、テレビCMの効果により、リビングルーム家具、ベッドルーム家具、キッチン用品、寝具寝装品などの販売が好調に推移したとしている。

期初(4月)からの累計では、既存店売上高が前年比100.0%と横ばい、全店は2.7%増。ニトリの国内店舗数は792店で前月から変わらなかった。グループでは9月、島忠ホームズ川崎大師店と葛西店に「Nプラス」が出店し、イオンモール京都桂川店の「Nプラス」が退店した。海外では香港・青衣城店と中国・南京の店舗を開き、台北の1店を閉じた。9月末の海外店舗数は215店となった。

注目すべきは中身だ。客数の増加と客単価のわずかな低下に支えられた3カ月連続の増収は、販促が来店を促している一方で、購入単価の引き上げにはつながっていないことを示す。消費者が支出に慎重な局面で、値ごろ感を武器とする小売りに見られる典型的な姿といえる。11月4日に予定される10月度の数値で、秋のセールが一巡した後も勢いが続くかが分かる。