オニツカタイガー、「世界最大」の旗艦店を新宿に開業——地上4フロア、1,837平方メートル
オニツカタイガーは7月10日、延床面積1,837平方メートルの地上4フロアからなる旗艦店を新宿に開業した。運営元のアシックスコーポレーションは、同ブランドとして世界最大の店舗だとしている。4つの商品ラインと、ブランド初となる店内アミューズメントフロアを一つ屋根の下に集約した。近隣ではこれより小規模なアシックスブランドの旗艦店も、わずか数日前に開業したばかりだ。

アシックスコーポレーション傘下のオニツカタイガーは7月10日、新宿三丁目11-26の1〜3階に、延床面積1,837平方メートルの4フロア旗艦店を開業した。同社によれば、オニツカタイガーとして世界最大の店舗になるという。
同社によると、店内には従来別々の店舗に分かれていたラインをまとめて展開する。アーカイブを現代的に再解釈した「ヘリテージ」、ミラノ・ファッションウィークで発表された「コンテンポラリー」、フォーマルシューズの「フォーマリティ(THE ONITSUKA)」、そして国内生産の「NIPPON MADE」シリーズだ。設計はミラノの建築事務所スタジオ・ディーニ・カタルディ(フィリッポ・ディーニ氏とジャンルカ・カタルディ氏が設立)が手がけ、タイガーイエローのコンクリートファサードから、フロアごとに素材の異なる大理石やテラゾ床へと続く「垂直の物語」を掲げる。中2階にはブランド初となる店内アミューズメントエリアを設け、GENDA GiGOエンターテイメントと共同開発した。
通常は別々の店舗に分かれる4ラインを一つの旗艦店に集約するのは、デザイン以上に商品構成の判断だ。ヘリテージ、パフォーマンスに近いフォーマルウェア、国内生産ラインをそれぞれ別の売場に分けるのではなく、大型の1店舗で全ラインを扱ってもどのラインも埋もれさせないという賭けであり、フロアごとの素材の切り替えでそれぞれの世界観を保つ狙いだ。アミューズメントフロアとの組み合わせは販促の側面も持つ。靴を買う以外の理由で店内に滞在してもらう仕掛けとなる。
この開業は、新宿で徒歩数分の場所に別途開業したアシックスブランドの旗艦店とわずか数日しか離れていない。floortokは7月5日付でこの店舗(別住所、延床面積605平方メートル、オニツカタイガーではなくパフォーマンス志向のアシックスブランド)を報じている。同じ親会社の旗艦店が同じ週に同じエリアで2店開業したのは偶然というより、新宿の集客力に対するグループ全体の賭けと見るべきだろう。ヘリテージ・ライフスタイル層とパフォーマンス・スポーツ層という異なる客層に狙いを分けた布陣であり、同じ客層を奪い合う重複出店ではない。