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パレスホテル、箱根に全69室のリゾートで起工 2029年開業目指す

パレスホテルが、旧・箱根観光ホテルの跡地で全69室の山岳リゾートの建設に着手。開業は2029年秋を予定する。

編集イラスト — 松林と遠くの山々に囲まれた建設中の山岳リゾートホテル。クレーンが空に伸びる様子。
イラスト:floortok.com

パレスホテルが、休業中の箱根の施設を建て替える工事に着手した。10月13日に安全祈願祭(起工式)を開催し、工事がスタートしたと、東京の同社が翌14日のリリースで発表した。

新たな「パレスホテル箱根」は、富士箱根伊豆国立公園内の仙石原に建設され、2029年秋の開業を予定する山岳リゾートホテルで、全69室(スイート6室、ヴィラ5室を含む)。広さは57平方メートルから最大250平方メートル(露天風呂付テラスを含めると最大271平方メートル)まで幅があるという。建物は地上4階・地下1階、延床面積は12,850平方メートル(敷地面積17,450平方メートル)で、オールデイダイニングやラウンジバー、専門レストラン、スパ・プール・フィットネスを備える。

事業は、九州電力グループのクラフティア(旧・九電工、2025年10月に社名変更)と九電の2社による共同事業体で進められ、特定目的会社「箱根仙石原特定目的会社」が事業主体となる。設計は三菱地所設計、施工は鹿島建設、インテリアデザインは英国のタラ・バーナード・アンド・パートナーズが担うとパレスホテルは発表した。

この土地はかつて1960年開業の「箱根観光ホテル」で、建物の老朽化を理由に2018年1月に営業を終えていた。パレスホテル自体も1960年設立で、翌61年に皇居に隣接する本館を開業。2009年から2012年にかけて建て替え、「パレスホテル東京」として再開業した。2020年には大阪・堂島浜にゼンティス大阪も開業している。

吉原大輔社長は、九電・クラフティアとの連携を名誉なことだと述べ、本プロジェクトを会社の将来への一歩と位置づけた上で、ブランドコンセプト「最上質の日本」を体現するホテルになるとの考えを示した。

開業までは3年あり、東京の本館で築いた位置づけが山岳リゾートでも通用するかどうかは、開業後に見えてくる。