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三陽商会、新ブランドAUREME 1号店をニュウマン新宿に9月10日オープン

三陽商会の新ブランドAUREMEが9月10日、ニュウマン新宿に1号店をオープンする。百貨店への出店ではなく、モール型店舗、幅を持たせたサイズ展開、修理プログラムという組み合わせに賭けた一手だ。

駅直結の商業施設内にあるミニマルな衣料品店を描いたイラスト。衣類は紙袋ではなく再利用可能な布で包まれている。文字やロゴは含まれない。
イラスト:floortok.com

三陽商会は、新ブランド「AUREME(オーレム)」の1号店を9月10日、ニュウマン新宿にオープンすると発表した。売り場は2階で、長らく主力販路としてきた百貨店の外に直営小売を広げる動きとなる。

商品構成は3つのラインに分かれる。高機能素材を軸とした「FUNCTION」、素材の質感と日常的な着心地を重視した「DAILY USE」、天然繊維と肌ざわりを重視した「COMFORTABLE」に加え、雑貨ラインの「SOMERA」を展開すると同社は説明している。

サイズはジェンダーレスの4展開(1/S、2/M、5/L、F/Free)で、標準〜小さめのサイズが全体の約8割、大きめサイズが約2割という構成だという。幅広いサイズ展開というより、標準サイズを軸に大きめサイズを一定割合加えた構成に近い。

買い物袋の代わりに再利用可能な包み布「AUREME CARRY CLOTH」を採用し、衣料の長期使用を後押しする修理プログラム「AUREME ReLoom」も同時に始める。一部商品の売上の一部は、森林保全団体「more trees」との連携を通じて森林保全に充てられるという。

同社は5年後(2031年)をめどに、主要商業地でAUREMEを約10店舗展開する方針を示している。旗艦店中心ではなく、モール型の緩やかな拡大路線だ。

出店先がニュウマンであること自体が示唆的だ。三陽商会はかつてバーバリーの日本ライセンスを長年保有していたが、その契約は2015年に終了した。以降、同社はライセンスに頼らず自社で保有するブランドを軸に事業を再構築してきた。百貨店への卸売展開ではなく、鉄道系商業施設内での5年10店舗という控えめな目標は、格式ある百貨店フロアよりも、賃料が安く回転の速い商業施設を選んだことを意味する。修理プログラムまで含めて小売体験全体を自社でコントロールしたいメーカーが選びがちな販路だ。

AUREMEが同社の保有ブランドの中で息の長い存在になるのか、それとも既存ブランドに吸収される一過性のラインで終わるのかは、ニュウマン新宿を出て2店舗目がどこにどれだけ早く出るかに、まず表れるだろう。