しまむら、京都・四条河原町に用地取得 2029年開業の旗艦店はインバウンド狙い
店舗数で国内最大級のアパレルチェーンが、京都で最も観光客の多い商店街の一つに地上7階建ての旗艦店を構える。海外出店を見据え、訪日客への認知向上を狙った、普段のロードサイド型とは一線を画す投資だ。

しまむらは9月29日付の発表で、京都市下京区の四条河原町エリアに用地を取得し、グループの旗艦店として地上7階建ての商業ビルを建設すると明らかにした。本館の開業は2029年を予定しているという。
本館開業に先立ち、今年度中に同用地で期間限定ストアを出店する計画もあるとしているが、具体的な時期は示していない。旗艦ビルには駐車場を設けないという(同社発表)。
同社は、海外への出店を見据えて訪日外国人観光客に対するしまむらグループの認知度向上を図るとともに、国内外の顧客双方に対応する狙いがあると説明している。
しまむらはこれまで、地元の反復顧客に低価格の衣料品を売る郊外ロードサイド型の店舗展開で規模を築いてきた。錦市場や河原町商店街にほど近い、京都でも屈指の高家賃・観光地立地である四条河原町とは対照的な出自だ。具体的な海外市場を語るよりも何年も前に、この場所に目的特化型の旗艦店を構えることは、店舗網を作る前に「看板」を先に立てるような動きに映る。実際に海外へ出店した際、訪日客がすでに目にしたことのある日本国内の拠点があるという意味は小さくない。