しまむら、1年足らずでバンコク圏3店目のポップアップ出店
店舗数で日本最大のアパレルチェーン、しまむらが1年足らずでバンコク圏3店目となるポップアップをスワンナプーム国際空港近くのモールに出店した。国内の空き店舗を埋めてきたPB戦略を、海外でも試す動きだ。

しまむらは、バンコク・スワンナプーム国際空港近くのモール「ロビンソン ライフスタイル スワンナプーム」1階に、10月22日からポップアップストアを出店すると発表した。会期は2027年1月20日まで、営業時間は現地時間10時から21時、決済はキャッシュレスのみ。しまむら・アベイル・バースデーの自社・共同開発ブランドによる婦人・子供向け衣料を中心に展開する。
タイでのポップアップ出店は11カ月で3店目となる。シャムパラゴン5階の店舗は2025年12月2日に開業し現在も営業を続けており、パタヤのビッグシー・プラザ・パタヤ・クランでの出店は8月に始まり11月に終了予定だ。しまむらはタイ向けの自社ECサイトも運営し、Lazada、Shopee、TikTok Shopでも販売している。同社は、今回の新店舗は今後のポップアップ展開に向けたブランド認知向上が目的だとしている。
海外で試されているのは、しまむら自身の国内市場を再編しつつあるのと同じ業態だ。低価格の自社ブランド衣料は、国内では経営の苦しいチェーンが退いた郊外モールやロードサイドの空き床を埋めてきた。単独の旗艦店に踏み切るのではなく、1年足らずで3つの期間限定店を展開するのは、タイ事業を本格的に構築する価値があるかを見極める前に、同じ価値提案が海外でも通用するかを安価に検証する手法と読める。