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資生堂、「肌グミ」とExpo出展のスキンケア構想「美の玉」でPENTAWARDS 2026を2作品受賞

資生堂は、世界的なパッケージデザインの賞「PENTAWARDS 2026」で、ゼリーのような質感の洗顔料と、大阪・関西万博で披露したアルジェ(藻)発想のスキンケア構想により、シルバーとブロンズをそれぞれ受賞した。日本の百貨店美容フロアにカウンターを構える同社の、デザイン面での裏付けを示す出来事だ。

台の上に置かれた、小石形と球形の2つの白い化粧品パッケージを描いたフラットなエディトリアル・イラスト。
イラスト:floortok.com

資生堂は、ベルギー発のパッケージデザイン国際コンペティション「PENTAWARDS」の2026年版で2作品が受賞したと発表した。今回は66の国と地域から2,000点超の応募があったという。

洗顔料「肌グミ」は、朝の洗顔という日課を「したくなる」ものに変えることを狙い、ぷるぷるとした弾力のあるグミのような質感に仕立てた商品で、丸みのある形状の3種展開。プロダクトクリエイティブディレクターは山田碧氏。Body, Health & Beautyカテゴリーでシルバーを受賞した。もう一つの「美の玉」は、藻(アルジェ)の持つ生命力と循環という価値を形・色・質感で表現したスキンケア構想で、金属パーツは金属作家が一つひとつ手曲げし、内部には再生樹脂を使用している。大阪・関西万博の日本政府館で展示されたもので、プロダクトクリエイティブディレクターはNOBUTSの進藤博治氏。Professional Conceptsカテゴリーでブロンズを受賞した。

資生堂は、2つの受賞を自社のデザインスローガン「一瞬も 一生も 美しく」に結びつけて紹介している。

パッケージデザインの受賞そのものは販売数量を示す指標ではないが、国内のプレステージ事業の柱を百貨店の化粧品カウンターに置く企業にとっては意味を持つ。資生堂の商品は、主要百貨店の化粧品フロアで客の手に取られ、箱を開けられるところまで含めて売り場に置かれており、成分や処方以上に、形状や重さ、キャップの開閉感といった「モノ」としての体験が購買を左右する。ぷるぷるとした質感の洗顔料と、手仕事で仕上げた万博出展作が評価されたことは、各カウンターに次世代の展示アイテムを送り出す資生堂のデザイン部門そのものへの評価だとも言える。