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「SUPER ART & CRAFT MARKET」、東京ミッドタウン日比谷で初の単独開催

これまで2年間、他主催のフェスティバル内で開催されてきたマーケットが、11月にエイベックス・ビームスクリエイティブ・三井不動産の主催で単独開催される。東京ミッドタウン日比谷の地下アーケードを舞台に3日間展開し、同施設で進む文化プログラム強化の流れを裏付ける動きだ。

小さなマーケットの屋台が並ぶ地下商業アーケードを描いた落ち着いたイラスト。奥行きのある通路に、クラフトや飲食の出店を眺める人影がいくつか見える。
イラスト:floortok.com

エイベックス・クリエイター・エージェンシー、ビームスの子会社であるビームスクリエイティブ、そして三井不動産は10月5日付の共同リリースで、マーケットイベント「SUPER ART & CRAFT MARKET(SACM)」を11月に初めて単独開催すると発表した。会場は東京ミッドタウン日比谷の地下アーケード。

SACMはこれまで2年連続、エイベックスが主催する「MEET YOUR ART FESTIVAL」内の一企画として開催されてきた。今回が単独開催としては初めてとなる。会期は11月13日(金)18時から21時、14日(土)・15日(日)はいずれも11時から、それぞれ20時・17時までで、アート・クラフト・フード&ドリンクの3分野から約40の店舗・作家の出店を予定している。入場は無料。

主催者はテーマを「NEW RITUALS」と掲げ、アート・クラフト・フード&ドリンクを通じて「これからの暮らしに取り入れたい新しい習慣」を提案するとしている。コンセプトには、日本の美意識や各地の伝統技術を現代的な感覚で再解釈する「コンテンポラリー・クラフツマンシップ」を据えた。ビームスクリエイティブの役割は、アート・音楽・クラフト分野で培ってきた親会社ビームスのネットワークを生かした事業プロデュースだとしている。

この取り組みは、マーケット自体と同じくらい会場選びにも意味がある。三井不動産は東京ミッドタウン日比谷の商業構成に文化的な企画を着実に組み込んできており、今年9月には施設内に約1,200平方メートルのアート施設を改装オープンしたばかりだ。地下アーケードという、来館客がもともと通り抜ける動線を3日間・約40店舗のマーケットに充てるのは、有料の展示室とは異なり、低コストで来館の動機を作り出す手法だといえる。

SACMがエイベックスのフェスティバル時代と同様、ミッドタウン日比谷の恒例企画として定着するかどうかは、入場無料の地下マーケットが三井不動産の狙う週末の集客効果を実際に生み出せるかにかかっている。