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タグ・ホイヤー、原点である表参道の住所に回帰 新装の2フロア店をオープン

タグ・ホイヤーは、1995年に日本第1号店を構えた表参道・神宮前5-8-16の住所に、2フロアの新店舗として復帰した。2022年に表参道ヒルズへ移転してからわずか4年での回帰であり、路面の存在感をあらためて重視する構えがうかがえる。

夕暮れの並木道に面した2フロアの時計ブティックを描いたイラスト
イラスト:floortok.com

タグ・ホイヤーは8月1日、東京・表参道の神宮前5-8-16に路面店を再開した。LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパンが6月4日付で発表したところによると、同住所は同ブランドが1995年に日本初の直営店を構えた場所だという。2022年に表参道ヒルズへ移転していたが、今回、同社が「象徴的な意味を持つ」とする住所に戻った形だ。

新店舗は2フロア構成で、開放的なレイアウトと専用ラウンジを備えるという。外観は黒を基調に光と質感のコントラストを意識したデザインとし、店内ではブランドの歴史を伝えながら、現行のカレラ、モナコ、アクアレーサーの各コレクションを展開する。

今回の動きは、店舗演出以上に不動産上の選択としての意味合いが大きいと筆者はみる。表参道は路面の住所そのものがステートメントになりうる、東京でも数少ないエリアの一つだ。表参道ヒルズ内での増床ではなく、この住所への回帰を選んだ点は、商業施設内でのテナント展開よりも独立した路面店を重視する姿勢の表れと言える。フロア増設とラウンジの新設も、通りすがりの来店より時間をかけた接客型の来店を意識した設計だろう。