髙島屋柏店、伝統工芸展「この道ひとすじ」が30回目を迎える
千葉の髙島屋柏店が伝統工芸展「この道ひとすじ」を30回目の開催に。地方店が価格ではなく企画力で客を呼び続けるための、息の長い一手だ。

千葉県柏市の髙島屋柏店は9月2日から7日まで、恒例の日本伝統工芸展を開催する。同社の発表によると、今回で30回目の節目を迎えるという。
「この道ひとすじ~日本の伝統展~」(英語表記は"Devoted to Our Craft")と題した催事は、本館地下2階の催事場で開催する。同社によると、岩手の漆器や琥珀細工、東京の江戸切子・手作り筆・銀細工をはじめ、京都、石川、香川、九州各県の作り手など全国から31店が出展するという。会期中は午前10時30分から午後7時まで(最終日の7日は午後5時まで)営業する。
会期中は体験企画も予定しており、9月5日には江戸切子の彫刻体験、9月2日から6日までは紀州墨を使った絵付け体験を実施するという。
百貨店が自ら主催する工芸展は、売り場面積に対する売上貢献という点では大きくない。だがこれは商品戦略というより、演出と販促の施策だ。30年続く同じ催事を維持することは、入れ替わりの激しいポップアップにはできない「柏という商圏で店に足を運ぶ理由」を作る。価格競争ではなく、作り手の技を間近に見られる場であり続けることが狙いといえる。