髙島屋洛西店、44年の歴史に幕 9月に食品・ギフト中心の小型店として再出発
髙島屋は8月3日、44年の歴史を持つ京都・洛西店の営業を終了した。9月には同じ敷地内に、規模を大きく縮小した食品・ギフト中心の小型店を新たに開業する。日本の郊外型百貨店が縮小の末にたどり着く典型的な業態転換の一例だ。

髙島屋は8月3日、京都市西部の洛西店の営業を終了した。1982年の開店から44年間営業してきたフルライン型の百貨店だったと、同社が自社サイトで発表した。
同社は9月1日、同じ敷地内にある専門店ビル「ラシーヌ」1階(区画A-21)に、小型店「タカシマヤローズショップ洛西」を新たに開業すると発表した。営業時間は午前10時から午後7時まで。取り扱うのは和洋菓子や酒類などの食品、およびカタログギフトを含む贈答品で、食品については配送を承っていないという。
あわせて髙島屋は、近隣の「ホテル京都エミナース」2階「葵の間」に季節ギフトセンターを設け、10月30日から12月20日まで、贈答品とお節料理の配送受注を行うとしている。
閉店の理由について髙島屋の発表自体は触れていない。ただ、44年続いたフルライン型の店舗が、規模を大きく縮小した食品・ギフト中心の小型店に置き換わるという今回の動きは、日本の百貨店業界で近年広がっている傾向とも重なる。郊外のフルライン型店舗を縮小し、地域の顧客が確実に足を運ぶ食品と贈答という二本柱に絞った小型フォーマットへ転換する動きが、各社で進んでいる。