ファーストリテイリング、ユニクロ上海旗艦店を淮海路の新立地で10月30日に再オープン
ファーストリテイリングは、13年間営業してきた旧立地に代わり、ユニクロの上海グローバル旗艦店を新たな場所で再建する。東京やニューヨークの旗艦店と並ぶこの取り組みは、この日本企業がいずれ国内の主力店に持ち帰るアイデアの実験場として位置づけている旗艦店展開の一環だ。

ファーストリテイリングは8月27日、ユニクロの上海グローバル旗艦店を、上海市黄浦区・淮海中路755号の1階から3階という新たな立地で10月30日に再オープンすると発表した(同社発表による)。これにより、13年間にわたり中国における旗艦店として営業してきた別の立地の店舗が入れ替わる形となる。
新店舗の売り場面積は3フロア合計で約2800平方メートルとなり、メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーの各ラインを取り扱うという(同社発表)。上海は、ユニクロが2002年に中国本土1号店を出店した土地でもある。
ファーストリテイリング大中華圏CEOの潘寧氏は、リニューアルした店舗について「中国および世界各地のお客様のご期待に、より一層お応えできるようになる」と述べた。
同社はこの再オープンを、今年上海で続けている旗艦店・大型地域店への投資の一環と位置づけている。
東京やニューヨークの店舗を軸とするファーストリテイリングの旗艦店展開は、小売としての発信であると同時に実験場としての役割も大きい。海外の旗艦店で試された什器やレイアウト、商品構成のアイデアが、後に日本国内の店舗に反映されるケースは少なくない。13年間続いた旧立地での営業に区切りをつけるのではなく、あえて新立地で再建するという選択は、中国の主要都市に対してファーストリテイリングが依然として大型旗艦店に投資するだけの価値を見出していることの表れでもある。これは、いずれ国内の店舗がどのような姿になり得るかを占う材料であり、東京での次の一手に先立って同グループが打つ布石でもある。