イオンリテール、つくばのGMSフロアを体験型「WONDER GATE」に転換 — 全国展開を見据えた新業態
イオンリテールは、イオンスタイルつくばの総合スーパー(GMS)フロアの一部を、商品カテゴリーではなく行動軸で編集した体験型フロア「WONDER GATE」に転換した。全国展開を見据えた第1号店だとしているが、実際の展開スピードはつくばでの成果次第としている。

イオンリテールは、茨城県のイオンスタイルつくば(旧イオンつくば店)の非食品フロアの一部を、体験型の売り場「WONDER GATE」に転換した。イオン株式会社の発表によると、同社はこれを全国の店舗へ広げていく方針の第1号店だとしている。
新フロアは同店3階の約4,647平方メートルで、7月17日の開業以来、営業時間は午前9時から午後10時までだという。同社によると、従来の商品カテゴリー別の売り場構成ではなく、「遊ぶ」「集める」「創る」といった買い物客の行動を軸に編集し、ゲームや軽スポーツ用品、Nintendoコーナー、水族館をテーマにしたガシャポンコーナー、大人向けレゴ商品の拡充、無料で利用できる子ども向けプレイスペースなどをそろえた。あわせて、イオンリテールとして初となる館内ポップアップスペースも設けたという。
今回の転換が狙うのは、イオンの総合スーパー(GMS)の中でも特に苦戦してきた、玩具・衣料・生活雑貨などの非食品フロアだ。専門店やネット通販への顧客流出が続き、従来型の「見て回る」買い物需要が細るなか、商品カテゴリーではなく行動軸で売り場を編集し直すのは、品ぞろえそのものより「見せ方」で滞在時間を稼ぐ狙いだといえる。
イオンリテールは、つくばでの成果を見極めながら今後の展開スピードを判断するとしており、WONDER GATEは「全国展開を掲げたパイロット店舗」という位置づけにとどまる。国内最大級のGMS網を持つ同社にとって、茨城の1フロアがどこまで再現可能かが、この新業態の将来を左右する。