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「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」国内最大店が青山に開業、空間デザインは吉岡徳仁 専用ギャラリーも新設

既製服でありながらサイズフリーという発想で知られるレーベルに、吉岡徳仁デザインの3フロアと専用ギャラリーを備えた過去最大の旗艦店が誕生した。数区画先でイッセイ ミヤケ本店が再開してからひと月というタイミングだ。

青山の3フロアのフラッグシップ店内を描いたイラスト。空間を貫く彫刻的な織物のインスタレーションと、小さなギャラリー空間を表現。
イラスト:floortok.com

イッセイ ミヤケのコンテンポラリーレーベル「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」が9月4日、国内最大となる旗艦店をオープンしたと同社が発表した。東京・南青山に構える3フロアの店舗で、空間デザインは吉岡徳仁が手がけている。

新店舗「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE / AOYAMA」は青山通り沿いのFROM-1stビル1階に位置し、規模を拡大して3フロアの売り場を構える。同社はこれを国内最大の A-POC ABLE 店舗としている。

空間デザインを担当した吉岡徳仁とそのスタジオTYDは、あらかじめ織り込まれた衣服のパーツが空間全体を貫くインスタレーションを軸に据えた。裁断・縫製を経ずに一枚の生地から衣服を作り上げる「A-POC」ならではのものづくりを想起させる仕掛けだ。

店舗には専用ギャラリー「A-POC SPACE」も新設された。同社によれば、分野を横断した展示やコラボレーションのための場だという。こけら落としとなる展示は、パリを拠点とする写真家・梅本健太による「PORTRAITS: HANDS」で、9月4日から10月28日まで開催される。

今回の出店は、8月初旬に数区画先で本店「132 5. ISSEY MIYAKE」青山店が再開したばかりというタイミングでもある。両者を合わせると、海外メゾンが同じエリアに集まるなか、国内発のデザインハウスが南青山への投資を積み増している構図が見えてくる。直接の売上にはつながらないギャラリー併設は、プレゼンテーション面への賭けでもある。開業直後の話題に頼らず、A-POC SPACE単独で来店を呼び込めるかどうかは、この先1年の見どころだろう。