アクア ディ パルマが「日本初のブティック」を掲げて再オープン、GINZA SIXは美容フロアを刷新
アクア ディ パルマは9月18日、GINZA SIXの売場を「日本初のブティック」としてリニューアルオープンした。GINZA SIXが10月にかけて予定する地下1階の美容フロア刷新5案件のひとつで、比較購買型の売場から体験・トリートメント重視の売場への転換を映す動きだ。

アクア ディ パルマは9月18日、GINZA SIXの地下1階にあるブティックをリニューアルオープンした。日本での販売を手がける河辺商事によると、同店はブランドにとって「日本初のブティック」と位置づけられているという。売場面積は15.51坪(約51.3平方メートル)で、営業時間は午前10時30分から午後8時30分まで。
内装デザインはドロテ・メリシオンが手がけ、ブランドの意匠である編み込みファイバーグラスのファサードを踏襲しつつ、床材にはトドバロ社のセラミックタイルを採用した。背面照明を仕込んだ組子細工にはアール・デコ調のボトルモチーフをあしらい、和紙を裏張りしている。河辺商事は、イタリアのデザイン言語と日本の素材・工芸を組み合わせたものだと説明している。
今回の再オープンは、GINZA SIXの運営会社であるGINZA SIX Retail Managementが7月に発表した、地下1階の美容フロア全体の刷新の一環でもある。メゾン マルジェラ フラグランスは10月1日に新規出店し、2027年9月末までの期間限定で展開する。MIKIMOTO BEAUTYは同じ10月1日に、肌診断や個室のトリートメントルームを備えた旗艦店をオープン。タイ発のスパ・アポセカリーブランド、パンピューリは10月16日に続き、ReFaはすでに8月1日にカウンターを刷新した。
一連の出店を並べると、GINZA SIXが地下1階の美容フロアを、比較購買型のカウンター売場から、トリートメントや体験を軸にした売場へと転換させようとしている姿が浮かぶ。個室、肌診断、そして「一号店」を掲げるブティック――いずれも数を広げるのではなく、少数の劇場型の売場に絞り込む発想であり、プレゼンテーションとプロダクトの両輪に賭けた動きだ。銀座の常連客とラグジュアリーを求めるインバウンド客の双方を同時に取り込む必要があるGINZA SIXにとって、10月にフロア刷新が完了したあと、美容フロア自体の売上が伸びるのか、それとも上層階のファッションフロアの売上を単に置き換えるだけなのかが注目点となる。