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フィールドノート

イオンモール、ベトナム・バクニン省で初のショッピングセンター建設へ

イオンモールは、ベトナム・バクニン省で初となるショッピングセンターを建設すると発表した。ハノイ北東の工業回廊に位置する敷地面積約77,000平方メートルの計画で、同社らしく住宅の整備より先にモールを構える出店だ。

急成長する工業都市の外れで、工場や建設中の集合住宅の隣にショッピングセンターが立ち上がる様子を描いたイラスト。
イラスト:floortok.com

イオンモールは、ベトナム北部バクニン省タンティエン地区に、同省として初となるショッピングセンター「イオンモール バクニン タンティエン」を建設すると発表した。敷地面積は約77,000平方メートルで、ハノイの北東約50キロに位置する。

同社によると、バクニン省は日系・韓国系・中国系の電子機器や精密機械、部品メーカーの進出が相次ぐ、ベトナム北部でも屈指の急成長を遂げる工業・物流拠点になっているという。建設予定地は行政中心エリアにあり、周辺ではすでに住宅開発が進行中。工業立地に伴う雇用が若年層や子育て世代を呼び込み、人口増加や消費需要の拡大につながるとイオンモールは見込んでいる。開業時期は未定としている。

イオンモールがベトナムで重ねてきた出店パターンは、日本国内で築いたネットワークと重なりつつある。住宅が整う前に、後からではなく先にモールを構えるやり方だ。すでに商業施設が充実したハノイやホーチミンで競争するのではなく、工場の給与がようやく消費需要へと転じ始めた工業地帯の地方省に先に入り、周辺の市場がまだ証明されていない段階で数少ない大規模商業用地を押さえにいく。

むしろ注目すべきは、今回イオンモールが明らかにしていない部分——開業時期、テナント構成、投資額だ。これらの数字が示すのは、バクニン省の工業成長がすでに、この規模のモールを埋めるだけの住宅と世帯所得を生み出しているのか、それとも同社がまだ実現していない成長に賭けているのか、という点である。