ワールド系オフプライス「アンドブリッジ」、横浜のモール内でポップアップ出店
ワールドグループの余剰在庫特化ブランド「アンドブリッジ」が、横浜のショッピングセンター内イベントスペースに期間限定で婦人服中心の店舗を開いた。大手アパレルグループが余剰在庫をどう捌くかを映す、小さくも示唆に富む動きだ。

ワールドグループ傘下のオフプライス業態「アンドブリッジ」は8月10日、横浜市の西武東戸塚S.C.内に期間限定店をオープンした。同社の発表によると、店舗はモール館4階のイベントスペースに位置し、面積は約114坪(約377平方メートル)。終了日は明示されていないが、期間限定での運営としている。
品揃えは婦人服を中心に、紳士服や生活雑貨も扱う。複数ブランドの余剰在庫を活用した商品構成で、夏物は最大90%オフ。3点以上の購入でさらに20%オフ、2点購入で10%オフとなるほか、LINEアカウント登録でさらに10%割引となる特典も用意されているという。
同社は今回の取り組みについて、余剰在庫を有効活用することで廃棄ロスの削減にもつながる、持続可能な買い物のあり方を提案するものだと説明している。ブランドの定価販売網を傷つけずに大幅値引きを正当化する、オフプライス業態おなじみの論法だ。
注目すべきは出店形態そのものだ。単独物件を借りるのではなく、既存のショッピングセンター内のイベントスペースを間借りする手法は、日本有数のアパレルグループであるワールドにとって、恒久的な売り場を持たせる前に地域ごとの需要を低リスクで見極める試金石となる。モール運営側の西武東戸塚にとっても、大幅値引きの目玉をイベントスペースに誘致することは、主力テナントの入れ替え時期の合間に来店客を維持しようとする多くの地方型ショッピングセンターにとって、分かりやすい集客策と言える。