京都の200年の元茶屋、アルマーニ/カーザが家具を手がける邸宅型レジデンスへ 地鎮祭を実施
東京のデベロッパー、フィードが、京都・上七軒の元茶屋(築約200年)を、アルマーニ/カーザが家具を手がける邸宅型レジデンスに再生するプロジェクトの地鎮祭を行った。デザイン監修は隈研吾氏が務める。

東京の不動産デベロッパー、フィードは、京都・上七軒にある築約200年の元茶屋を、隈研吾氏の設計監修のもと、アルマーニ/カーザが家具を手がける邸宅型レジデンスとして再生するプロジェクトの地鎮祭を9月10日に執り行ったと発表した。
同建物は「元・長谷川邸」で、明治中期から平成後期にかけて茶屋として営業していたという(フィードの発表による)。プロジェクト名は「THE SILENCE - Furnished by ARMANI/CASA」で、より大きな「THE TIMELESS CONDOMINIUM」計画の第一弾と位置付けられる。敷地面積は約256.95平方メートル、延床面積は約284.26平方メートルで、2028年春から夏の完成を目指す。フィードは、世界最古の建設会社と位置付ける金剛組や、京都の庭師集団「オニワウエキジ」も起用し、アルマーニ/カーザの家具・雑貨とあわせて、セカンドハウスやホテルコンドミニアムとしての活用を想定しているという。
セカンドハウスまたはホテルコンドミニアムとして打ち出す今回の計画は、花街の町家という歴史的な建物、国内外で注目度の高い建築家、そしてイタリアの高級家具ブランドという3つの要素を一つの小規模な建物に重ねる、いわば「見せ方」に賭けたプロジェクトといえる。京都では、希少な歴史的建造物を通常のホテル客室として増やすのではなく、小規模でブランド性の高いレジデンスへと転用する動きがすでに広がっており、約2年という長い工期そのものも、買い手に「待たせる」価値の一部として機能する。