ビルケンシュトック、渋谷にコンセプトストアを開業。国内直営13店舗目
ビルケンシュトックが渋谷に開いたコンセプトストアは、国内直営13店舗目にあたる。池袋・心斎橋・京都に続き、2026年だけで4店舗目のコンセプトストア出店となる。

ビルケンシュトックは7月1日、東京・渋谷にコンセプトストアを開業したと自社ニュースルームで発表した。ドイツの靴メーカーによる国内直営店としては13店舗目にあたる。
渋谷区神南1-20-7に位置し、営業時間は11時から20時。同社によると、渋谷店は国内6店舗目のコンセプトストアであり、2026年に入ってからは池袋・心斎橋・京都に続く4店舗目の開業だという。
内装は渋谷の水路や人の流れを表現した「Flow」というコンセプトで統一されている。年輪を輪切りにしたようなベンチや什器、コルク仕上げの壁面、フットベッドのアーチ形状を模したコルク製什器、ブランドのボーン柄をあしらったステンレスメッシュなどが特徴だ。取り扱うのは最新コレクションのサンダル・クロッグ・シューズに加え、上位ラインの「1774」、天然由来成分のケアエッセンシャルズ、シューケア用品。
プレミアム化を支える「見せる」店づくり
半年で4店舗というコンセプトストアの展開ペースは、単一カテゴリーの靴ブランドとしては速い。この形態が担うのは在庫の消化だけではない。素材へのこだわりが目立つコルクと革の店舗は、上位ライン「1774」でより高い価格を求め始めたブランドに必要な「見せ方」そのものだ。長らく量販的なコンフォートサンダルとして見られてきたビルケンシュトックにとって、これは一つの答えといえる。今月初めにDover Street Market Ginzaで展開したレペットとのカプセルコレクションが話題づくりのための短期的な仕掛けだったのに対し、恒久的な直営店はインフラへの投資だ。東急プラザやパルコを擁し、若者向けファッションの人流が集まる渋谷は、その置き場所として理にかなっている。
上位ライン「1774」が、コンフォートサンダルというブランドイメージを超える価格を維持できるかどうかは、百貨店の売り場の一角ではなく、こうした一軒一軒の店づくりの積み重ねによって問われることになる。