カインズ、「GREEN×EXPO 2027」公式ポップアップを全157店に拡大
国内最大手のホームセンターチェーンが、開催地・横浜の周辺だけでなく全店網を使って、開幕8カ月前から万博グッズとチケットの販売チャネルに変える。

カインズは9月18日、2027年3月に横浜で開幕する国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」の公式ポップアップストアを、これまでの6店舗から全国157店舗に拡大すると発表した。同博覧会の前売券についても、これまで6店舗だった取扱いを全157店舗とカインズのオンラインショップに広げる。
今回の全店展開は、会場に最も近い店舗「カインズ鎌倉梶原店」で8月28日に始めた先行実施を踏まえたもの。全国で販売するグッズには、公式マスコット「トーンク・トーンク」の缶バッジ(648円)、「トーンク・トーンク×ミャクミャク」コラボスマホポーチ(1980円)、「トーンク・トーンク×サンリオキャラクターズ」コラボTシャツ(3980円)などがある。9月26日には「カインズハンズ新宿店」で「トーンク・トーンク」のグリーティングイベントを3回開催し、当日3000円以上購入した顧客が参加できるとしている。
注目すべきは、その展開規模だ。地方博覧会と小売の連携は通常、開催都道府県内にとどまることが多いが、カインズは百貨店大手をはるかに上回る全国157店の店舗網を使い、神奈川を訪れたことのない客にも前売券やグッズを届けようとしている。園芸をテーマとする万博は、住まいと庭の消費を軸とするカインズの業態にとって、単なるライセンス便乗ではなく本業に近い販促でもある。
次に見るべき数字は、この前売券がどれだけ実際の来場につながるかだ。ゲート通過者数よりも先に、カインズ自身の店舗の客足がその手掛かりを示すことになるだろう。