カインズ、10年ぶりに山梨へ出店 ドッグランとカフェを新店に併設
カインズの山梨県内出店は2016年以来。今回はドッグランと店内カフェを新たに併設し、売場だけでなく滞在の心地よさで郊外商圏を引き込む狙いがうかがえる。

カインズは7月17日、山梨県笛吹市に新店「カインズ 笛吹店」をオープンしたと発表した。同社の山梨県内出店は、2016年開業の「カインズ スーパーセンター都留店」以来、約10年ぶりとなる。
売場面積は8,892平方メートル(約2,690坪)。ペット用品売り場にはフードや日用消耗品を幅広く取りそろえるほか、ペット連れの来店客も快適に過ごせるようドッグランを併設した。店内にはマフィンなどを提供するカフェ「CAFE BRICCO」も設け、買い物の合間にひと息つける空間を用意したという。このほか、リフォーム相談カウンター、ネット注文品受け取り用の「CAINZ PickUp」ロッカー、セルフレジアプリ「ポケットレジ」を備え、営業時間は9時から20時、駐車場は310台分、従業員数は110人。地元の笛吹警察署と連携し、地域の防犯にも取り組むとしている。
10年という出店間隔は、意欲というより適地の希少性を物語る。この規模の店舗を成り立たせるには、駐車場約310台分を正当化できるだけの車社会型商圏が必要で、カインズは無理に出店するのではなく条件の整った立地を待っていたとみられる。ハードウェアと日用品が本業の店舗にドッグランやカフェを組み込む発想は、来店客をいかに長く店内に留めるかを競い始めた日本のホームセンター業界全体の潮流とも重なる。