RIZAPの「チョコザップ」、史上最大規模の一棟型店舗をマレーシアにオープン
RIZAPグループのコンビニジム「チョコザップ」が、これまでで最大規模となる3フロア・約735平方メートルの一棟型店舗をマレーシア・スバンジャヤに開業した。同社はこれを、日本国内への還元も視野に入れた新コンセプトの実験店と位置づけている。

RIZAPグループは10月1日、コンビニジム「チョコザップ」がマレーシア・セランゴール州スバンジャヤに「chocoZAP SS15」をオープンしたと発表した。3フロア・延床約735平方メートル(約222坪)の一棟丸ごとの大型店舗で、同社は「チョコザップ史上最大規模」の店舗形態だとしている(10月1日付発表)。
店内には、フリーウェイト(ハーフラック)、シャワールーム、ピラティススタジオ、個室ワークブースを設置。RIZAPによれば、これらはいずれも海外のチョコザップ店舗としては初導入だという。このほか、コワーキングスペース、カラオケルーム8室、ビリヤード・ダーツ、ボードゲーム、セルフ美容機器、EMS・マッサージチェア、ランドリー設備も備える。会員登録料はRM80、月会費はRM198で、11月5日までの開業記念として登録料と初月会費を無料にするという。
RIZAPは同店を、国内外双方の店舗展開に応用できるコンセプトを検証する「サービスラボラトリー」と位置づけており、単発の海外旗艦店とは異なる性格のものだと説明している。同社は香港、シンガポール、マレーシアでの実績を踏まえ、2027年3月までに海外チョコザップを最大150店舗まで拡大する方針を示した。8月14日時点で、国内外のチョコザップは合計2,056店舗、会員数は116.7万人にのぼるという。
注目すべきは、この店舗を「旗艦店」ではなく「実験店(ラボラトリー)」と位置づけている点だ。RIZAPは、既存の建物に組み込む小型・低コストの無人店舗でコンビニジム国内最大手の地位を築いてきた。ピラティススタジオやコワーキングスペースを備えた一棟型の多フロア物件は、不動産コストも人員体制もまったく異なる賭けだ。東京ではなくマレーシアで先に試すことで、より大きな床面積・高い賃料を伴う業態への需要を海外で見極めたうえで、国内投入の判断に活かせる。スバンジャヤで有効と判明した要素は、海外だけでなく、次の国内チョコザップ業態のひな型になる可能性が高い。