floortok

Journal

·
ニュース

ディオール、パリ本店を思わせる新ブティックを日本橋高島屋にオープン

ディオールが日本橋高島屋の1階に新ブティックをオープンした。ジョナサン・アンダーソンがブランドのデザインを統括してから初めてとなる2026-27年秋冬コレクションを揃え、パリのメゾンが最新ルックをまず投入する先が単独旗艦店ではなく百貨店であることを改めて示した。

百貨店内にある大理石ファサードのディオール ブティック、温かみのあるゴールドのアクセントを施したイラスト
イラスト:floortok.com

ディオールが9月2日、日本橋高島屋(東京都中央区)の1階に新ブティックをオープンした。クリスチャン・ディオール ジャパン合同会社が発表した。

同社によると、内装はパリ・モンテーニュ通りの本店を思わせる意匠を随所に採り入れた。白い大理石のファサードにはキルティング柄(カヌレ)を再解釈した意匠を施し、窓にはゴールドのアクセントを添えた透過・フィルター効果を持たせた。床にはヴェルサイユ様式の寄木張りを用いている。SUMPHATデザインスタジオが手がけたオーダーメイドの鏡は、伝統工芸と店内に繰り返し用いられた植物モチーフを組み合わせたという。

ブティックでは、ジョナサン・アンダーソンがカテゴリー横断でブランドのデザインを統括して以降、初となる2026-27年秋冬コレクションのバッグ、シューズ、ファインジュエリー、時計を展開する(発表による)。

この出店が注目されるのは、日本橋の大型百貨店がここ数年、銀座や表参道の単独ブティックと同じインバウンド需要を巡ってしのぎを削ってきたからだ。通常のコンセッション内装ではなく、パリ本店級の素材と職人技をショップインショップに再現したことは、東京の百貨店フロアが旗艦店並みの投資に値するとディオールが判断していることを示す、これまでで最も明確な兆候のひとつといえる。