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パティシエ エス コヤマ、新作栗バウムを名古屋タカシマヤのサテライト限定で発売

パティシエ エス コヤマの新作栗バウムクーヘンは、名古屋タカシマヤのサテライト店限定で発売された。栗商戦の集客力を1店舗に囲い込むタカシマヤ限定ギフトシリーズの第2弾だ。

百貨店の売場で重なったギフトボックスに手を伸ばす買い物客のシルエットと、その脇に置かれた金色の年輪模様のバウムクーヘン断面を描いた、落ち着いたモノトーン基調のイラスト。
イラスト:floortok.com

兵庫県を拠点とするパティシエ・小山進氏率いる株式会社パティシエ エス コヤマは、名古屋タカシマヤ店内のサテライトショップ限定商品として新作バウムクーヘンを9月16日に発売したと、その1週間後の9月23日に発表した。

商品名は「金色の栗きんとんバウム」で、「栗の研究」シリーズの第1弾と位置づけられる。熊本県球磨地方、愛媛県、高知県産の蒸し栗を使用し、ヘーゼルナッツパウダーで香りにアクセントを加えた。パッケージには栗が栗きんとんからバウムクーヘンへと姿を変えていく過程を、植物図鑑のようなタッチで描いている。価格は5個入り1998円、10個入り3996円で、くるみとブランバターのサブレ「ナッツクラッカー」に続く、タカシマヤ限定ギフトシリーズの第2弾となる。

新作の秋商品を自社店舗や既存の販売網ではなく、百貨店内のサテライト売場一箇所に限定した点が特徴で、栗の季節を通じてタカシマヤの限定ギフト企画の枠内にとどめる形になっている。デパ地下の各食品売場が限定菓子でしのぎを削る時期と重なる。

floortokの見立てでは、これは百貨店側の売場戦略そのものだ。著名なパティシエの新作を地理的に一店舗へ限定することで、タカシマヤは全国展開すれば薄まってしまう栗商戦の集客力を、自店だけの真の限定品として確保できる。単発ではなくシリーズ第2弾として展開している点は、小山氏とタカシマヤが今後の季節ごとにも同じ「サテライト限定」の型を使い続ける意向を示しており、実力ある地方パティシエの最新作を競合の売場に一切出さずに囲い込む、百貨店にとってリスクの低い手法といえる。