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パリの調香メゾン、伊勢丹新宿限定で柚子の香水を発売

仏の高級調香メゾン、アンリ・ジャックが10月7日から1週間、伊勢丹新宿にパリ本店の世界観を再現する。高知県産の柚子を使った、伊勢丹限定の新作香水を発売する。

百貨店内に設けられた、ガラス瓶が並ぶパリ風の香水カウンターを描いたイラスト
イラスト:floortok.com

アンリ・ジャック ジャパンは10月7日から13日まで、伊勢丹新宿店本館1階「ザ・ステージ」で、期間限定店「ラ・メゾン・エフェメール」を開催すると発表した。ブランドのパリ本店の世界観を再現し、調香の専門スタッフが顧客の記憶や好み、生活習慣について詳しくヒアリングし、その人だけの「香りのワードローブ」を提案するパーソナライズ・フレグランスバーを中心に展開する。

目玉となる新作は、高知県の生産者から仕入れた低温圧搾の柚子精油を軸にした柑橘フローラル調の香水「サ・マジェステ・ユズ」。トップにクラリセージとレモン、ミドルにローズ、紅茶、レモンプチグレン、ベースにサンダルウッド、ムスク、バニラを重ねる。10月7日から伊勢丹新宿限定で発売し、価格は「レ・エッセンス」ラインの15mlが23万6500円、30mlが37万9500円だという。

同ポップアップでは、創業者アンリ・ジャック・クレモナ氏とその妻イヴェット氏に着想を得た限定ボトル「レ・トゥペ ムッシューY」「マダムH」の日本初披露も行う。伊勢丹では10月7日から先行発売し、一般発売は10月14日から。アンリ・ジャックは1975年、パリでオーダーメイド調香を手がけるオートパルファムリーとして創業したという。

15〜30mlで23万6500円から37万9500円という価格帯は、一般的なニッチ調香を大きく超え、日本では常設カウンターではなく百貨店の短期ポップアップを主な販路とする、ごく一部の超高級オートパルファムリーの領域に入る。「和柑橘」といった総称ではなく高知県産という具体的な産地を明示している点は、伊勢丹限定という訴求に実質的な裏付けを与えるものであり、小規模メゾンがマーケティングだけでなく処方そのものを、1週間・1フロア限りの百貨店の場に合わせて仕立てた例といえる。