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ホテルオークラ、トルコ初進出 カッパドキアに温泉リゾートを2028年開業

ホテルオークラはトルコ初の物件として、客室数102室の温泉リゾート&スパをカッパドキアに2028年開業する。アジアで築いてきた事業基盤を超えた、同社にとって珍しい一歩となる。

編集イラスト — A tranquil thermal spa terrace overlooking pale rock-cone valley formations at dusk, with steam rising from an outdoor mineral pool, evoking a Cappadocia-style resort setting.
イラスト:floortok.com

ホテルオークラは7月27日付の発表で、トルコ初となる客室数102室の温泉リゾート&スパをカッパドキアに開業すると明らかにした。「ホテルオークラ サーマルリゾート&スパ カッパドキア」は、世界遺産カッパドキア地域内にあるムスタファパシャ村で2028年の開業を予定している。同村は2021年に国連世界観光機関(UNWTO)から「ベスト・ツーリズービレッジ」に選出されている。

施設運営はホテルオークラとイスタンブールを拠点とする不動産・ホスピタリティ投資グループ、KKユニバーサルとの合弁会社「オークラ・サラユル・ホテル・マネジメント」が担い、両社は5月に運営契約を締結したとしている。敷地面積は9177平方メートル、地下通路で結ばれた棟を含む4棟からなり、延床面積は2万3500平方メートル。ホテルオークラが「地域最大級」とする3500平方メートルのスパ&ウェルネスセンターを備え、鉱物を含む地元の温泉水を利用した温浴施設、伝統的なトルコ式ハマム、屋内外プール、鉄板焸き「さざんか」を含む3つのレストランを併設する。

ホテルオークラの荻田敏弘社長は発表文で「KKユニバーサルとともにこのプロジェクトに取り組めることを光栄に思い、オークラブランドをトルコに展開できることを嬉しく思う」と述べた。

カッパドキアでのプロジェクトは、日本およびアジア各地で長年の実績を持つホテルオークラにとって、歴史的なつながりが特にない市場へさらに踏み出す珍しい一歩であり、日本のホスピタリティ各社がブランド名の知名度以上に「おもてなし」的なサービス水準そのものを輸出できると見込んで海外展開を広げている大きな流れとも重なる。開業まで2年を残す発表であることも、こうした海外進出の発表が実際の客室数に先行しがちであることを改めて示している。現時点でトルコにあるのは運営契約とデザイン構想であり、ホテルそのものはまだない。