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伊勢丹新宿、独立系ジュエラーを入れ替え紹介する新スペース「The Case by cherish」始動

伊勢丹新宿の「cherish」内に誕生した入れ替え式ジュエリーケースは、独立系ジュエラーがテナント契約なしに日本屈指のジュエリーフロアで手応えを試せる仕組みだ。第一弾はアムステルダムのソフィー・ジョアンヌ。

百貨店内の通路に浮かび上がるジュエリーケースのイラスト。足を止めて見入る買い物客のシルエット
イラスト:floortok.com

伊勢丹新宿店本館3階のジュエリーブティック「cherish」内に、独立系ジュエラーを期間限定で入れ替え紹介する新スペース「The Case by cherish」が誕生した。第一弾として登場するのは、オランダ・アムステルダムを拠点とする独立系ジュエラー、ソフィー・ジョアンヌだという。

同スペースは「cherish」のウエストパーク区画内に設けられ、国内外のジュエラーを常設ブランドとしてではなく、期間限定で順次紹介していく形を取ると同社は説明する。

ソフィー・ジョアンヌの初回展開は、アクアマリンやオパール、カルセドニーを彫り込んだフラワーモチーフが中心で、アムステルダムの自社工房でハンドメイドされる。価格帯はアイランドフラワーリング51万5,900円、同ピアス49万8,300円、シグネチャーフラワーリング45万1,000円、ベルフラワーペンダントトップ37万6,200円などとなっている。

注目すべきは初回ブランドそのものより、その仕組みだ。既存ブティック内に入れ替え式のケースを設けることで、伊勢丹は新規テナント契約やフロア確保なしに、独立系ジュエラーと自店客層との相性を試すことができる。デパ地下の入れ替え催事が食品分野で長年果たしてきた役割を、日本の百貨店で最も厳選され、注目度の高いジュエリーフロアに持ち込んだ形だ。ソフィー・ジョアンヌのような未上場の作り手にとっては、単独カウンター出店という資本負担を伴わずに、日本最大級の百貨店ジュエリー事業に足がかりを得る機会となる。

各入れ替えの期間や、ソフィー・ジョアンヌに続くジュエラーについて、cherish社はまだ明らかにしていない。「The Case」が独立系ジュエラーを常設契約へとつなげる登竜門となるのか、それとも入れ替えを重ねるだけの展示にとどまるのか、真価はこれから問われる。