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JR東日本、品川圏5駅を舞台に半年がかりの謎解き宝探しを開催

浜松町・田町・高輪ゲートウェイ・品川・大井町の5駅を巡る謎解き企画が来年3月まで続く。日本最大級の駅ナカ地主であるJR東日本が、高輪ゲートウェイを核に再開発を進める沿線へ、低コストで回遊を生み出す仕掛けだ。

曲線を描く線路を見渡す高架ホームでガイドブックを読む旅行者のイラスト
イラスト:floortok.com

JR東日本は、「広域品川圏」と位置づける5駅を巡る謎解き宝探し企画を、2026年9月30日から2027年3月22日まで実施すると発表した。

企画名は「広域品川圏の歩き方」。浜松町・田町・高輪ゲートウェイ・品川・大井町の各駅で無料のガイドブックを配布し、駅ごとに所要約40分の謎解きコースを用意する。参加はどの駅から始めてもよいが、抽選応募には5駅すべての謎解きを完了させることが条件となる。制作にはタカラッシュと、独自の旅行ガイドブックシリーズで知られる地球の歩き方が参加しており、単なる自社イベントにとどまらない外部の裏付けを与えている。

当選者は、MoN高輪の飲食店3店舗と、ホテルメトロポリタン大井町トラックスの2施設で使える食事券を受け取れる。いずれもJR東日本グループ関連の施設だ。抽選応募には「品川エリア公式LINEミニアプリ」の利用が条件となっており、参加の導線を自社のデジタルチャネルに囲い込む狙いもうかがえる。

注目すべきは企画の狙いの部分だ。JR東日本は日本最大級の駅ナカ・駅前商業の地主であり、山手線内で最も新しい高輪ゲートウェイ駅を含む5駅を約半年にわたって回遊させる仕組みは、同社が高輪ゲートウェイ シティとして再開発を進める沿線に、開発途上の段階から低コストで回遊需要をつくり出す手段といえる。ガイドブックとLINEミニアプリは新たな商業施設を構えるよりはるかに安く済み、集めた人の流れと参加データを自社のホテルや飲食店に還流させる仕掛けにもなっている。