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三井不動産、京都駅から1駅の五条に207室の新ホテル 清水寺エリアへ徒歩圏、2027年開業

三井不動産は2027年3月、京都駅から1駅、清水寺参道にも歩いて行ける五条に207室の「三井ガーデンホテル京都五条」を開業する。同社の京都におけるホテル展開の中価格帯を担う一手で、歴史的中心部だけでは受け止めきれないインバウンド需要の取り込みを狙う。

地下鉄出入口近くの小規模なシティホテルのロビーと階段を描いた落ち着いたイラスト。温かみのあるオフホワイトの紙質、スケール感を出す荷物を持ったシルエットの人物、近モノトーンに小さな真鍮色のアクセント。
イラスト:floortok.com

三井不動産は2027年3月20日、烏丸線五条駅から徒歩3分の立地に207室のホテル「三井ガーデンホテル京都五条」を開業する。地下鉄で京都駅から1駅、清水寺への参道エリアにも歩いて行ける距離にあるという。予約受け付けは発表と同じ9月24日に始まった。

運営は三井不動産ホテルマネジメントが担う。敷地は下京区烏丸通沿いの約1,140平方メートルで、地上9階・地下1階、延床面積は約8,270平方メートルとなる(同社発表)。

客室構成はツインが中心

207室のうち最も多いのは23.4平方メートルのスーペリアツイン94室で、同面積のスーペリアワイドキング56室が続く。スタンダードクイーンとスーペリアクイーンは各24室、4名利用可能なフォースルームが8室、バリアフリー対応のアクセシブルクイーンが1室ある(同社発表)。1階にはレストラン兼ラウンジ、地下には大浴場を備え、朝食が付く。

コンセプト名は「Restful Roost」。三井ガーデンホテルズが掲げる「Stay in the Garden」というブランドの一環で、同社が同市内で運営する高級ホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO」とは一線を画す中価格帯の位置づけとなる。

立地そのものが戦略を物語る。京都駅から1駅の地下鉄乗換駅という立地は、清水寺参道の直近では確保しづらい客室を、周辺エリアから取り込む狙いとみられる。同エリアは供給が観光需要の増加に長らく追いついていない。ツイン中心の客室構成は、個人のビジネス出張よりも団体・グループ旅行の需要を意識したものと読め、インバウンド回復を見据えた中価格帯での客室供給拡大という位置づけがうかがえる。同社が近隣でミシュランキーを獲得する旗艦ホテルを運営していることを踏まえれば、五条の新ホテルはその足元を固める、京都で最も不足している価格帯での増床と言えるだろう。