「MoMAデザインストア京都」、京都髙島屋S.C.内へ移転。地元工芸との別注も
ロフトが運営する「MoMAデザインストア京都」が9月4日、京都髙島屋S.C.内で移転再開する。路面単独店から百貨店内テナントへと業態を変え、京都の工芸を取り入れた内装で迎える。

株式会社ロフトは、「MoMAデザインストア京都」を9月4日に京都髙島屋S.C.内で再開する。同店は本年2月末の契約満了に伴い一度営業を終了しており、新店舗は髙島屋京都店と直結する同施設2階(京都市下京区御旅町35)に置かれ、阪急河原町駅からも近いという。
新店舗の売り場面積は約112平方メートルで、デザイン雑貨など600点以上を扱う。東京・大阪・福岡に続く国内4店舗目となる。内装デザインを手がけたのはデザインスタジオMOMENTで、日本の伝統的な木組みを思わせる木格子や苔・竹を思わせる緑色を基調とし、京都の路地を歩くような感覚を狙ったという。
オープンにあわせ、京都の和紙ブランド「京都烏丸六七堂」との別注品を展開する。手漉き和紙の表紙を使ったノートブック2冊セット(富士山・鶴柄、MoMAロゴ入り、2,640円)を発売するほか、限定カラーのChampion製フーディー(14,300円)を9月4日から10月3日まで販売する。
この移転が示すのは店舗側だけの事情ではない。髙島屋にとっても、T8区画をアパレル系テナントで埋めるのではなく、京都を訪れる観光客の回遊を取り込めるデザイン専門店で埋める選択であり、インバウンド消費が衣料品よりも贈答向きのデザイン雑貨で底堅い傾向にある中、百貨店各社が強めている流れとも重なる。MoMAデザインストアにとっても、路面店の賃料リスクを髙島屋の集客力と引き換えにする形だが、単独店舗が持つ通り沿いの視認性は失うことになる。