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ニューバランス、侍ジャパン全9カテゴリーの公式サプライヤーに 新ユニフォームは10月20日発売

ニューバランスジャパンが、野球日本代表「侍ジャパン」の公式サプライヤー(ダイヤモンドパートナー)に就任した。トップチームからU-12まで全9カテゴリーがニューバランス製ユニフォームを着用し、一から開発した新ユニフォームは10月20日に自社店舗で発売する。単なるロゴ協賛ではなく、発売日まで決めた小売案件だ。

スポーツ用品店の店内を描いたイラスト。棚に畳んで積まれた野球ユニフォームとキャップの列、商品を眺める客のシルエット、窓の向こうに遠くの野球場が見える。
イラスト:floortok.com

ニューバランスジャパンは10月7日、日本の野球代表強化プログラム「侍ジャパン」を運営する株式会社NPBエンタープライズと、公式サプライヤー契約(ダイヤモンドパートナー)を締結したと発表した。契約により、トップチームから社会人代表、大学代表、U-23代表、U-18代表、U-15代表、U-12代表、女子代表、ベースボール5代表まで、侍ジャパンの全9カテゴリーがニューバランス製ユニフォームを着用する。

両社によれば、提供するのは試合用ユニフォームにとどまらず、練習用ウエアやトレーニングアパレル、シューズ、野球用具にも及ぶという。提携内容には野球振興や普及活動も含まれ、チームへのユニフォーム供給だけにとどまらないとしている。

新ユニフォームは侍ジャパンと一から共同開発し、トップチームの新代表メンバー発表にあわせて披露した。ホーム用は「褐色(かちいろ)」をベースに「蘇芳(すおう)」の差し色を効かせたデザインで、日本野球の歴史を貫く「道」を表現したとしている。アウェー用は「鼠色(ねずみいろ)」を基調に侘び寂びと粋をイメージした配色で、ニューバランス自身のブランドカラーにも通じるという。両ユニフォームには新たに「SJ」のモノグラムをあしらい、同じモノグラムを新デザインのキャップにも採用した。実戦でのお披露目は11月12日開幕の「アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」になる予定。

発売はユニフォームの実戦投入に先行する。10月20日からニューバランス公式オンラインストアおよび一部直営店で、ユニフォームとキャップを発売する。価格は発表されていない。

実戦でのお披露目より3週間以上も早くレプリカユニフォームを発売するのは、スポンサーシップである以上に小売の仕掛けと見るべきだ。サッカーの新ナショナルチームキットの発売と同じ発想で、ユニフォームが実際の試合で着用される前にファン需要を先取りする格好になる。U-12の少年選手が着る一着からトップチームの試合用ジャージーまで、全世代を一社でまとめて抑えたことも、大会ごとの一過性の商材ではなく、店舗で長く語れる一つのストーリーに仕立てる狙いと読める。

注目すべきは、このユニフォームがアジアプロ野球チャンピオンシップの終了後も大会限定の目新しさで終わらず、通年の定番商材として定着するかどうか、そしてニューバランスが同様の単独サプライヤーモデルを日本の他競技にも広げるかどうかだ。