パティーナ大阪がベストニューホテル賞、日本勢4軒が「世界のベストホテル」トップ50入り
パティーナ大阪のベストニューホテル賞受賞に加え、アマン東京、ブルガリ ホテル 東京、パーク ハイアット 京都もランクイン。日本勢4軒が業界屈指の注目を集める世界的ランキングに名を連ねた。東京・大阪・京都が最上級クラスの客室獲得を競う局面での朗報だ。

パティーナ大阪が「The 50 Best Hotels 2026」(旧ワールズ・ベスト・ホテルズ)でベストニューホテル賞を受賞し、総合ランキングでは世界33位に入った。運営会社のNTT都市開発ホテルマネジメントが発表した。日本の施設としては4軒がこの注目度の高い世界トップ50入りを果たしている。
ランキングは9月15日、パリで開催されたライブ授賞式で発表された。2023年にロンドンで始まった同賞にとって、パリでの開催は今回が初めてだという。パティーナ大阪は2025年5月に221室で開業し、キャペラ・ホテルズ・グループの「パティーナ」ブランドとしては日本初、同社によればリゾートではなく都市型として建設されたブランド初のホテルとなる。順位は毎年、800名を超える匿名の専門家による投票で決まる。floortokは、同賞主催団体が公表する拡張版リスト(51〜100位、9月1日発表)にHOSHINOYA東京が入ったことを既に伝えているが、今回の授賞式はメインとなるトップ50の発表だった。
同主催団体のサイトで公表されたランキングでは、このほかアマン東京が11位、ブルガリ ホテル 東京が24位、パーク ハイアット 京都が37位(再ランクイン)となった。
支配人のエレン・フランケ氏は、「日本初のパティーナ、そしてブランド初の都市型ホテルとして、私たちのチームが築き上げてきたものに対する意義深い評価」だとコメントを寄せた。
今回の4軒同時ランクインは、一運営会社の実績としてよりも、日本のラグジュアリーホテル供給全体に対する国際的な信認の指標として読むべきだろう。東京・大阪・京都がそれぞれ、客室数の積み増しではなく最上級クラスの客室獲得を競い合っている最中の出来事だからだ。大阪はここ数年、東京や京都に匹敵する国際的な知名度を訴えてきたが、初年度からのランクインとなったパティーナの受賞は、開業時のプレスリリースにとどまらない評価を得ていることを示している。
周辺の地主やメゾンにとって含意は明快だ。世界ランキング入りしたホテルは、ラグジュアリーブティックや百貨店の旗艦店が獲得を狙う高額消費層を引き寄せる磁力にもなる。大阪が今回の1軒の実績を、東京や京都のようなラグジュアリー・ホスピタリティの集積へとつなげられるかどうかは、今後の開業ラッシュが答えを出すことになる。