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大和ハウス、関空対岸の商業施設「シークル」を19年の歴史に幕、10月末閉店

大和ハウス不動産管理は、土地の賃貸借契約満了に伴い「りんくうプレジャータウン SEACLE」を10月31日に閉店する。関西国際空港の対岸で19年続いた商業施設の幕引きとなり、72店舗のテナントは新たな出店先を探すことになる。

水辺に建つ低層商業施設のイラスト。シャッターの下りた店舗と、水面越しに見える空港の管制塔を温かみのあるモノトーンで描く。
イラスト:floortok.com

大和ハウス不動産管理は7月24日付のリリースで、大阪府泉佐野市の関西国際空港対岸の埋立地で運営する72店舗の商業施設「りんくうプレジャータウン SEACLE(シークル)」を10月31日に閉店すると発表した。2007年12月の開業から19年余りの営業に幕を下ろす。同社は閉店の理由を、施設が立つ土地の賃貸借契約の満了によるものとしている。

同社によると、一部テナントは10月の閉店後も営業を継続する予定だが、具体的な店舗や移転先は明らかにされていない。閉店に向けては、館内でセールなどの催事を実施していくという。営業時間は現在、原則として午前10時から午後8時まで(一部店舗は異なる)としている。

今回の閉店は、需要の落ち込みというより供給側の事情によるものだ。SEACLEが営業不振で撤退するわけではなく、当初から期限の決まっていた土地の賃貸借契約が満了を迎えるにすぎない。とはいえ、関西の国際的な玄関口の一つと向き合う立地で72店舗分の商業床が失われる意味は小さくない。同エリアはコロナ後の水際対策解除以降、インバウンド需要を見込んだ投資が相次いできた場所でもある。当該用地は大和ハウス工業が保有しており、今後この土地をどう活用するかが、りんくうエリアのトラベルリテールが現在の姿を維持するのか、それとも一から再編されるのかを左右する。移転先を探すテナント各社に残された猶予は、閉店までの5カ月ほどだ。