資生堂<ザ・ギンザ>、ブランド初の百貨店常設カウンターを伊勢丹新宿店に開設
資生堂のプレステージスキンケア「ザ・ギンザ」が、これまでホテルスパとオンラインのみで展開してきた体制から一歩踏み出し、伊勢丹新宿店にブランド初の百貨店常設カウンターを開設する。2027年の25周年を前に、じっくり育てたラグジュアリーの立ち位置が、有力ブランドがひしめく売場でも通用するかを試す一手だ。

資生堂は、プレステージスキンケアブランド「ザ・ギンザ」が、伊勢丹新宿店の「イセタン ビューティー」内にブランド初となる百貨店常設カウンターを、2026年冬をめどにオープンすると発表した。2027年に迎える25周年を前にした出店となる。
同社によると、ザ・ギンザはこれまで、常設の売場ではなく、カペラ京都をはじめとするラグジュアリーホテルでのスパ・アメニティ提供や、「イセタン ビューティー オンライン」などのチャネルを軸に展開してきた。オンラインストアでは、カウンター開設後もブランドの全ラインアップを取り扱うという。
伊勢丹新宿店のカウンターでは、一人ひとりの肌に向き合う丁寧なカウンセリングを行い、来店客が実際にブランドを体験できるようにする。中心となるのは、フユボダイジュ花エキスを使った「THE GINZA リンデンエキス」と、イチョウ葉エキスやアシタバ(アシタバ葉/茎)エキスなどを配合した進化版「THE GINZA パーセプティブコンプレックス Ⅲ」の2つの独自成分だという(資生堂の発表による)。
ブランドを運営する資生堂グループの株式会社ザ・ギンザ、堀井清美代表取締役は、「ザ・ギンザは、既存の化粧品という枠にとらわれることなく、ブランドの哲学と美意識をお客さまの日常へお届けする、新しい接点づくりを重ねてまいりました」とコメントしている。
日本のプレステージスキンケアは今も百貨店の化粧品フロアが主戦場であり、これまでホテルスパとオンラインを軸にしてきたブランド誕生24年目のザ・ギンザは、この物差しで見ればほぼ「未参入」に等しかった。25周年を控えたタイミングで、資生堂の足元とも言える伊勢丹新宿の注目度の高い美容フロアに乗り込むのは、じっくり育ててきたラグジュアリーというポジショニングが、有力ブランドがひしめく常設カウンターでも通用するかを試す賭けであり、これまで素通りしてきた伊勢丹の顧客が、この名前に足を止めるかどうかを見極める試みでもある。