スターバックス、新幹線ホーム型店舗を名古屋駅・京都駅へ拡大
スターバックスは、6月からJR新横浜駅で運用してきたキャッシュレス・テイクアウト専用の新幹線ホーム型店舗を、2027年から名古屋駅・京都駅にも展開する。わずかな面積のホームスペースを、決済の効率化によって成立させる試みだ。

スターバックス コーヒー ジャパンは8月4日、新幹線ホームに出店する店舗フォーマットを2027年からJR名古屋駅とJR京都駅へ順次拡大すると発表した。同社ニュースルームでの発表による。
この形態は、東海道新幹線の駅構内店舗を手がけるJR東海リテイリング・プラスが運営する新横浜駅下りホームの店舗で、6月24日の改装後の営業再開以来展開してきた。売り場面積はわずか13.9平方メートル(4.2坪、1坪は約3.3平方メートル)で客席はなく、営業時間は午前6時30分から午後9時30分まで、テイクアウト専用となる。7月28日からは現金の取り扱いを取りやめ、電子マネーとクレジットカードに加え、アプリやウェブ、LINEで登録したスターバックスカードによるコード決済、モバイルオーダーのみに対応。公式アプリでは新たにデジタルスタンプがたまる「店舗パスポート」機能も導入した。
新幹線の停車時間は通常2分に満たない。ホーム上の店舗が成り立つかどうかは品ぞろえよりも、発車までに注文をどれだけさばけるかにかかっており、今回の決済刷新はその一点に向けた対応といえる。名古屋・京都はいずれも東海道新幹線の主要駅で、新横浜より利用者数は格段に多い。今回の拡大の本当の試金石は、この形態を複製できるかどうかよりも、より混雑するホームでもキャッシュレス・客席なしの運営が機能するかどうかにある。なお、名古屋駅・京都駅の運営会社について発表では言及されていない。