京王百貨店新宿店、ファミリー向けイタリアン「VANSAN」に8階フロアを提供
ダイニングイノベーション傘下のVANSAN株式会社が展開するファミリー向けイタリアン「VANSAN」が9月14日、京王百貨店新宿店8階に開業した。新宿の主要百貨店が上層階の飲食フロアを、観光客やオフィスワーカーだけでなくファミリー層に合わせて作り替えている一例だ。

ダイニングイノベーション傘下のVANSAN株式会社は9月14日、京王百貨店新宿店8階にイタリアンレストラン「イタリアンキッチンVANSAN」を開業したと発表した。フランチャイズ運営元は北雄商事で、席数75席、営業時間は午前11時から午後10時まで。同店は全国92店舗目、百貨店内では2店舗目の出店となる。
看板メニューはディナー限定の「のせ放題パスタ」で、スタッフが「ストップ」と言われるまでトッピングを盛り続ける演出が特徴。価格帯は3種類で約1,860円から2,080円。秋限定で黒トリュフを使ったメニューも用意する。新宿店にはキッズスペースやベビーカー入店対応、キッズメニューを設けており、単身客や仕事帰りの客より家族連れを明確に意識した設計だという。
ファミリー向けイタリアンチェーンが新宿の主要百貨店で1フロア丸ごとを任される背景には、百貨店側が今どのような客層を取り込もうとしているかが表れている。子どもやベビーカーを前提としたダイニング業態は、近年の百貨店飲食フロア改装で目立ってきた観光客向けフードホールや立ち飲みバーとは異なる賭けであり、近隣の競合百貨店も同様の施策を試す可能性がある。